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仕事が向いてない・辞めたい

営業が向いてない女性の性格・特徴と営業タイプの見つけ方ガイド【チェックリスト付き】

営業がつらいのは「性格のせい」だけではありません。ビッグファイブで強みと消耗ポイントを整理し、合う営業タイプと働き方を見つける手順をまとめます。

「営業が向いてない女性かも…」と感じると、毎日の商談や数字のことが頭から離れなくなりますよね。断られるたびに心が削れて、「私だけダメなのかな」と思ってしまう人も多いでしょう。まず伝えたいのは、向き不向きは“あなたの価値”とは別物だということです。

このガイドでは、ビッグファイブを使って得意になりやすい営業タスク疲れやすい場面を言語化し、無理を減らす方向へ組み替えていきます。さらに、チェックリストで状態を整理しながら、反響・既存深耕・インサイドなどの「営業タイプ別」に、合いやすさの見立てができるようにします。

「外向的じゃないと営業は無理」「女性は営業に向いてない」みたいな決めつけは、現場ではあまり役に立ちません。大事なのは、どの営業タイプなら勝ち筋があるか、そして今の職場の仕組みで消耗していないかを切り分けること。そこが見えると、続ける・異動する・転職するの判断も、ぐっとラクになります。

読み終えるころには、「苦手を克服して頑張る」ではなく、合う土俵で戦う発想に切り替えられるはずです。できそうなところから一つだけ試してみてもいいかもしれません。

この記事はこのような人におすすめ!

  • 営業がつらくて「向いてないかも」と悩んでいる女性
  • 性格(ビッグファイブ)をヒントに、合う営業タイプを見つけたい人
  • 辞める前に、続ける/異動/転職の判断材料を整理したい人

目次 CONTENTS 

1. 営業が向いてない女性は「性格」より先に切り分けよう

営業がつらい理由は性格だけでなく、営業タイプ不一致や職場の仕組みでも起きるため、先に原因を分解すると判断がラクになります。

「営業が向いてない女性かも」と思うと、どうしても自分の性格や能力ばかり責めてしまいがちです。けれど実際は、同じ人でも営業の種類や環境が変わるだけで、急にラクになったり成果が出たりします。だから最初にやるべきは、あなた自身をジャッジすることではなく、しんどさの正体をほどくことです。

営業は「人と話す仕事」だけではありません。誰に何をどんな方法で売るかで、必要な動きは別物になります。たとえば新規開拓は断られ耐性が要りますし、既存深耕は関係づくりと段取りが武器になります。つまり「向いてない」の中身は、実は複数の悩みが混ざっていることが多いのです。

この章では、まず「性格」「営業タイプ」「環境」の3つに分けて整理し、次に“今すぐ守るべき状態かどうか”も確認します。辞める・続けるを急いで決める前に、地図を描いてから動くイメージで進めてみてください。

1-1. 「営業が向いてない」と感じやすい3つの原因

「向いてない」と感じるとき、原因はだいたい次の3つに分かれます。ここを分けないまま頑張ると、的外れな努力になって消耗しやすいんですね。まずは「自分の問題」と「仕事の設計の問題」を分離してみましょう。

1つ目は性格・気質です。たとえば人と話すと疲れやすい、断られると引きずりやすい、場の空気に敏感など。これは“悪い性格”ではなく、疲れやすい条件があるという話です。条件が分かれば、戦い方を変えられます。

2つ目は営業タイプ不一致。新規開拓・反響・既存深耕、法人・個人、インサイド・フィールド…で求められる筋力が違います。たとえば「初対面の雑談が苦手」でも、反響で課題ヒアリング中心なら強みに変わることがあります。ここがズレていると、努力しても報われにくいです。

3つ目は環境要因です。商材が難しすぎる、教育が薄い、評価が短期数字だけ、アポが無理ゲー、客層が合わないなど。環境の問題を「私が向いてない」で片づけると、ずっと苦しいままです。逆に言えば、環境を変えるだけで改善する可能性が高い領域でもあります。

ここで一度、あなたの状況がどれに当てはまるか、軽く仕分けしてみましょう。モヤモヤが言葉になっただけでも、気持ちが少し落ち着くことがあります。

どこが詰まりポイントか仕分けるケース分け(使い方:一番近いものを選ぶ)

  • A:断られるのが怖くて動けない
    → 性格(引きずりやすさ)+新規開拓など高負荷タイプの可能性。まずは断られ設計営業タイプ変更を疑う。
  • B:人と話すのは平気だけど、数字プレッシャーで眠れない
    → 環境(評価・ノルマ設定)や運用(目標の切り方)が原因のことも。管理方法で改善余地がある。
  • C:提案はできるのに、初回の関係づくりがしんどい
    → 外向的な立ち上がりが要求されるタイプが不一致かも。反響・既存深耕・オンライン中心が合う場合がある。
  • D:頑張っても商材が難しくて刺さらない
    → 環境(商材/ターゲット/価格帯)問題の可能性。あなたの才能より売りづらさを疑う。
  • E:上司やチームの空気がつらい
    → 環境要因が濃い。相談ルート異動を含め、個人の努力以外の手を考える。

このケース分けで大事なのは、「性格だから無理」と結論を急がないことです。原因が環境やタイプなら、あなたを変えなくても、配置ややり方でラクになる余地が残っています。

1-2. 「一時的につらい」だけの可能性もあるサイン

「向いてない」と感じるとき、実は“向いてない”ではなく、疲労・ストレス・環境悪化で判断力が落ちているだけのこともあります。疲れていると、できていることまで見えなくなりやすいんですよね。だからここは、いったん安全確認から入ります。

特に気をつけたいのは、心身の赤信号を「営業だから仕方ない」で流してしまうことです。営業は波がある仕事なので、短期で落ち込むこと自体は珍しくありません。けれど、赤信号が続くなら、根性ではなく守り方を優先したほうがいい場面もあります。

ここでは“今の状態が要相談レベルか”を見極めるチェックを置きます。診断ではありませんが、もし多く当てはまるなら、まずは休息や相談を先にして、重要な決断(退職など)は体力が戻ってからにしましょう。

今の状態が“要相談レベル”か判断するチェックリスト

  1. 朝起きた瞬間から動悸や強い不安が出る日が週の半分以上ある
  2. 仕事のことを考えると食欲が落ちる/過食が続く
  3. 寝つきが悪い、途中で何度も起きるなど睡眠の質低下が2週間以上続く
  4. 以前はできたのに、メールや報連相でミスが急に増えた
  5. 休日も頭が休まらず、気づくと反省会が止まらない
  6. 顧客や上司の言動が怖く、連絡を見るだけで体が固まる
  7. 涙が出る、イライラが強いなど、感情が自分で制御しづらい日が増えた
  8. 「消えたい」などの考えがよぎる、もしくは自分を傷つけたくなる衝動がある

目安の読み方としては、0〜2個なら「整えながら検討」、3〜5個なら「早めに相談しつつ負荷調整」、6個以上や8番が当てはまる場合は「安全を最優先」に寄せたほうがよいでしょう。ここは無理をしないでくださいね。

チェックが多かった人は、まず仕事の負荷を下げる手(商談数の調整、同行依頼、目標の切り方変更、休暇の検討など)を取りにいきましょう。少なかった人は、次章のビッグファイブで得意な戦い方を見つけると、一気にラクになる可能性があります。

ポイント

  • 性格・営業タイプ・環境を分けると、打ち手が見えます
  • しんどさが強いときは、結論より安全確認が先です
  • 「向いてない」は固定ではなく、合う土俵選びで変わります

2. 営業が向いてない女性に多い性格・特徴をビッグファイブで整理する

ビッグファイブで「得意な営業タスク」と「消耗しやすい場面」を言語化すると、合う営業タイプと対策が具体的に見えてきます。

「営業が向いてない」と感じるとき、気持ちは“営業=コミュ力勝負”に引っぱられがちです。でも現場で成果が出る人は、必ずしも派手に話せる人ばかりではありません。むしろ、準備が丁寧だったり、聞き方が上手だったり、継続の設計がうまい人が強い場面も多いです。

そこで役立つのが、性格傾向を5つの軸で整理するビッグファイブ。これは「あなたを決めつける診断」ではなく、疲れやすい条件伸びやすい伸ばし方を見つけるための地図として使うのがコツです。合う戦い方が分かると、無理な“矯正”をしなくてすみます。

この章では、ビッグファイブを営業の仕事に翻訳し、簡易チェックで傾向をつかみ、結果の読み方までつなげます。自己否定に使うのではなく、作戦立案の材料として扱ってくださいね。

2-1. ビッグファイブ5因子を“営業の仕事”に翻訳するとこうなる

まずは5因子を、営業の場面でどう出やすいかに置き換えます。ここを理解しておくと、チェック結果を見たときに「だから私はダメ」ではなく、「だからこのタスクは消耗する/この形なら強い」と整理できます。

  • 開放性(アイデアの柔軟さ):提案の切り口、仮説づくり、話の広げ方に関係します。高いと新しい提案が得意になりやすく、低めでも王道の型を磨く方向で強くなれます。
  • 誠実性(計画性・粘り強さ):行動の安定、準備、振り返りの質に直結します。高いとCRM運用継続フォローが武器になりやすい反面、完璧主義に引っぱられることもあります。
  • 外向性(刺激への強さ):初対面の立ち上がりやテンションの乗せ方に出ます。高いと初動が速い一方、低めでも深掘り・文章・資料で勝てます。
  • 協調性(人への温かさ):関係構築や紹介につながりやすいです。高いと信頼を取りやすい反面、断れずに抱え込むことがあるので境界線が鍵になります。
  • 神経症傾向(不安の出やすさ):失敗への敏感さやプレッシャー耐性に関係します。高いと落ち込みやすいことがある一方、注意深さが武器にもなります。大切なのは、回復を早くする運用を持つことです。

ここで一度、営業タイプ別の“向きやすさ”をざっくり見える化しておきます。表は「完璧に当てはめるもの」ではなく、作戦の候補を増やすために使ってください。

ビッグファイブ×営業タスクの相性イメージ比較表(使い方:強い列を優先して組み立てる)

因子 高めのとき強い場面 低めのとき強い場面 つまずきやすい点 向く工夫
開放性 課題発見・提案型、仮説営業 型営業、商品説明の精度 話を広げすぎる/単調になる 提案の型 or 切り口メモ
誠実性 準備・継続フォロー、既存深耕 瞬発力勝負、臨機応変 完璧主義/先延ばし 70点で出すルール
外向性 新規開拓、初回商談の場づくり 既存深耕、ヒアリング深掘り 露出疲れ/機会不足 オンライン化 or 紹介導線
協調性 信頼構築、紹介、長期関係 交渉・クロージング 断れない/言いにくい 境界線フレーズを用意
神経症傾向 注意深い提案、リスク管理 失敗を切り替える 落ち込み/不安で停止 回復ルーティンを先に作る

表を見て「外向的じゃないから営業は無理」とは結論づけないでください。外向性が低めでも、既存深耕や反響で強い人はたくさんいます。逆に外向性が高くても、準備や管理が苦手で伸び悩むこともあります。

2-2. 15問でざっくり分かるビッグファイブ簡易チェック

ここでは、働き方の傾向が見えるように“営業の現場で起きやすい行動”に寄せた質問にします。点数が高いほど、その傾向が出やすいイメージでOKです。気分でブレることもあるので、深刻になりすぎず、ざっくりでいきましょう。

回答方法:各項目を1〜5でつけます。
1=まったく当てはまらない / 2=あまり / 3=どちらとも / 4=わりと / 5=とても当てはまる

仕事の疲れ方から分かるビッグファイブ簡易チェック(15問)

開放性(O)

  1. 新しい提案の切り口を考えるのが好きだ
  2. 型どおりより、状況に合わせて工夫したくなる
  3. 未知の業界やテーマでも調べて理解するのが苦ではない

誠実性(C)
4. 予定やタスクを決めて、淡々と進めるのが得意だ
5. 商談前の準備や振り返りを、ある程度ルーティン化できる
6. 小さな約束(返信期限など)を守ることにこだわる

外向性(E)
7. 初対面の人と会うほど、エネルギーが湧くほうだ
8. 人前で話す・場を回すことに抵抗が少ない
9. 予定が詰まっているほうが調子が出る

協調性(A)
10. 相手の感情の変化に気づきやすいと言われる
11. 強く押すより、合意を作りながら進めたい
12. 相手に嫌な思いをさせたくなくて言い方を悩むことが多い

神経症傾向(N)
13. 断られた後、しばらく引きずりやすい
14. 失敗しそうな場面を想像して不安が強くなることがある
15. 予想外のトラブルが起きると動揺しやすい

採点方法(ざっくり)

  • O=1〜3の合計(3〜15)
  • C=4〜6の合計(3〜15)
  • E=7〜9の合計(3〜15)
  • A=10〜12の合計(3〜15)
  • N=13〜15の合計(3〜15)

目安として、各因子が

  • 12〜15:高め
  • 8〜11:中くらい
  • 3〜7:低め
    と考えてOKです。

チェックが終わったら、「高い因子を武器にする」「低い因子は環境と型で補う」「Nが高めなら回復設計を最優先」と覚えておくと、迷いにくくなります。

2-3. 結果の読み方:高い/低いで「向く戦い方」が変わる

ここからがいちばん大事です。点数は“優劣”ではなく、戦略の違いを示すもの。つまり、同じ営業でも「勝ち筋」が変わります。あなたのスコアを思い浮かべながら読んでみてください。

タイプ別の読み方(当てはまるところだけ拾ってOK)

誠実性(C)が高め(12以上)
準備や継続が武器になりやすく、既存深耕・反響・インサイドで強みが出やすいです。いっぽうで、準備に時間をかけすぎると行動が遅れがち。ここは「資料は70点で出す」「振り返りは10分まで」など、上限ルールが助けになります。

誠実性(C)が低め(7以下)
気分や状況で動ける柔軟さがあり、瞬発力勝負の場面で光ります。ただ、管理が苦手だと成果が安定しにくいので、あなたの代わりに働く仕組みが必要です。たとえば毎朝の5分計画や、ToDoを「次の1手」だけに絞るだけでも変わります。

外向性(E)が低め(7以下)
人と会い続けると消耗しやすいかもしれません。でもこれは弱点というより、戦い方が違うだけ。深掘りヒアリング資料での説得文章でのフォローが強みになりやすいです。営業タイプなら、反響・既存深耕・オンライン中心のインサイドが合いやすいことがあります。

外向性(E)が高め(12以上)
初動が速く、紹介や新規開拓での立ち上がりが強い傾向です。ただし勢いで進めるぶん、抜け漏れが出ると失速します。ここは誠実性の仕組み(テンプレ・CRM・ルーティン)で下支えすると安定します。

協調性(A)が高め(12以上)
信頼を積み上げるのが得意で、既存深耕や紹介で強いです。一方で、相手に合わせすぎて疲れる人も多いので、境界線が必要です。たとえば「今日はここまで」「その件は持ち帰ります」という逃げ道フレーズを先に用意しておくと、心の消耗が減ります。

協調性(A)が低め(7以下)
交渉やクロージングで迷いにくい面があります。ただ、関係づくりが雑になると紹介が止まることもあるので、意識的に「相手の目的を要約する」「お礼を必ず一言入れる」など、最低限の礼儀の型を入れておくと安心です。

神経症傾向(N)が高め(12以上)
失敗を重く捉えやすいぶん、準備やリスク管理で強みが出ることもあります。問題は、落ち込みで止まってしまうこと。ここは性格を変えるより、回復を早くする運用を持つのが現実的です。たとえば「断られたら15分だけ振り返って終了」「次の電話を1本だけ入れて区切る」など、小さな“復帰の型”を作ってください。

神経症傾向(N)が低め(7以下)
切り替えが早く、数を打つ局面に強い傾向です。ただ、振り返りが浅いと同じ失敗を繰り返すことも。ここは「失注理由を3行で記録」など、軽い振り返りを足すと伸びやすいです。

この章のゴールは、「私は向いてない」ではなく「私はこの条件だと消耗する」「この形なら強い」を言葉にすることです。言葉になれば、次の章で合う営業タイプを選ぶときに迷いが減ります。

ポイント

  • ビッグファイブは優劣ではなく戦略を決める地図です
  • 高い因子は武器、低い因子は環境と型で補えます
  • Nが高めなら、まず回復設計を作ると楽になります

3. 営業が向いてない女性が「合う営業タイプ」を見つける地図

営業は種類で必要スキルが変わるので、性格傾向と仕事の条件を合わせて「勝てる営業タイプ」を選ぶと消耗が減ります。

「営業が向いてない女性かも」と感じるとき、苦しさの原因は“営業そのもの”ではなく、いま担当している営業スタイルにあることが少なくありません。たとえば新規開拓がつらい人でも、既存深耕に移ったら落ち着いて力を出せることがあります。

ここで大事なのは、性格を無理に作り替えるより、合う戦場を選ぶ発想に切り替えることです。ビッグファイブの傾向は、そのまま「得意な動き方」のヒントになります。あなたに合う型へ寄せるだけで、毎日の消耗はかなり変わります。

この章では、営業タイプを分解して、相性を見立てる手順を地図のように整理します。読みながら「今の仕事はどのタイプに近いか」「変えられる部分はどこか」をチェックしてみてください。

3-1. 営業タイプはまずこの6つに分けると整理しやすい

営業と一口に言っても、主に「新規か既存か」「対面中心かオンライン中心か」「個人か法人か」で景色が変わります。向いてないと感じる人ほど、ここを一度バラして見ると楽になります。まずは6タイプで整理して、いまの自分の位置を確認しましょう。

1つ目は新規開拓(アウトバウンド)。断られる前提で数を作るので、気持ちの切り替えが要求されやすいです。2つ目は反響営業(インバウンド)。問い合わせ起点なので、課題ヒアリングと提案の質が勝負になりやすいでしょう。

3つ目は既存深耕(アカウント寄り)。関係を積み上げながら追加提案や更新を取るので、信頼の維持が力になります。4つ目はインサイドセールス。オンラインや電話中心で、型化と運用が強い人ほど伸びやすいです。

5つ目はフィールドセールス。対面での空気感や場づくりが武器になりやすく、移動や拘束時間の負荷も見落とせません。6つ目はパートナー・代理店営業。売り込みより調整が多く、関係構築と交渉が軸になります。

「私は営業が向いてない」と感じたら、まずは“いま自分が戦っている営業タイプ”を言語化してみてください。タイプが分かると、改善の方向も、異動や転職の判断も具体的になります。

3-2. 性格×営業タイプの相性が一目で分かる早見表

ビッグファイブの結果は、「この営業タイプなら勝ち筋がある」「ここは工夫が必要」といった見立てに使えます。ポイントは、点数に振り回されず、仕事の設計を変える材料にすることです。ここでは、ざっくり相性の早見表を置きます。

表は“決めつけ”ではなく、候補を増やすためのものです。どれか一つに当てはめるというより、「合いそうな2つを試す」くらいが現実的かもしれません。

性格傾向×営業タイプの相性早見表(使い方:合いそうな行を2つ選んで試す)

営業タイプ 向きやすい傾向 つまずきやすい点 合う工夫
新規開拓 E高め、N低めだと回転しやすい 断られで消耗、気分が沈む 1日1本の復帰ルールを作る
反響営業 O高めだと提案が広がる 課題の深掘りが浅い ヒアリング質問を固定する
既存深耕 A高め、C高めで安定しやすい 押しが弱く機会を逃す 次回提案を予定に入れる
インサイド C高めで運用が得意 単調で飽きる、露出疲れ 台本と改善のPDCAを回す
フィールド E高めで場づくりが強い 移動負荷、拘束で疲れる 訪問日をまとめて設計する
パートナー A高めで調整が得意 期待値調整で疲れる 境界線フレーズを用意する

たとえば外向性(E)が低めで「初対面の雑談が苦手」でも、反響営業や既存深耕で“聞く力”が生きることがあります。逆に外向性が高くても、誠実性(C)の運用が弱いと成果が安定しません。あなたのスコアは、営業の勝ち方を変えるためのヒントとして使ってみてください。

次の一歩は、表の中で「合いそう」と感じた行を2つ選び、今の職場でできる小さな実験に落とすことです。たとえば既存フォローの比率を増やす、反響寄りの案件を優先するなど、調整できる部分から始めると現実的です。

3-3. 女性営業がハマりやすい“ミスマッチ”の典型パターン

合わない営業タイプを続けると、「向いてない」感覚が強まりやすいです。とくに真面目で頑張り屋さんほど、やり方が違うだけなのに自分を責めてしまいます。ここでは、よくあるミスマッチのパターンと、代わりの考え方をまとめます。

「当てはまるかも」と思ったら、落ち込む材料ではなく、作戦変更の合図として使ってくださいね。営業は向き不向きというより、相性と設計のゲームでもあります。

やりがちなNG行動と、ラクになる代替策(5つ)

  • NG:全部を性格のせいにする
    理由:環境や営業タイプの不一致が見えなくなる
    代替策:仕事内容を「新規/既存」「対面/オンライン」で分解する
  • NG:苦手を根性で矯正しようとする
    理由:消耗が増えて、回復が追いつかない
    代替策:強みが出る工程(準備・深掘り等)に寄せる
  • NG:断られた日に、反省会を無限に続ける
    理由:Nが高めの人ほど回復が遅れる
    代替策:振り返りは15分で終了と決める
  • NG:相談せずに抱え込む
    理由:配置や目標の調整チャンスを失う
    代替策:「何がつらいか」を3行で言語化して共有する
  • NG:転職だけを唯一の出口にする
    理由:同じタイプの営業に再配属されると再発する
    代替策:営業タイプと職場条件を先に整理して選ぶ

ミスマッチの怖いところは、本人の能力や努力とは関係なく、じわじわ自信が削れる点です。逆に言えば、合うタイプへ寄せるだけで「私でもできる」に戻りやすいとも言えます。

ここまで読んだら、次章の「見つけ方ステップ」に進む前に、まずは「今の自分はどのタイプで戦っているか」と「変えられそうな条件は何か」をメモしておくと、行動に移しやすくなります。

ポイント

  • 営業は種類で必要スキルが変わる
  • ビッグファイブは作戦を選ぶ材料になる
  • 合わない型は「設計」で寄せていける

4. 営業が向いてない女性でもラクになる「5ステップの見つけ方」

合う営業タイプは、自己理解→仕事要件→環境→小さな実験→調整の順で探すと、遠回りせず失敗しにくくなります。

「合う営業タイプを見つけよう」と言われても、いきなり転職サイトを眺めたり、適職診断を回しまくったりすると疲れてしまいがちです。しかも勢いで動くほど、「また同じしんどさ」に戻ることもあります。だからこの章では、順番を決めて、迷わず進める手順にします。

ポイントは、理想の仕事を一発で当てにいくことではありません。まずは今の環境の中で、小さく試して確かめる。それだけで「向いてない」の正体が見えたり、思った以上にラクになったりします。

ここで紹介する5ステップは、ビッグファイブの傾向を“実際の行動”に変換するためのものです。できるところからで大丈夫なので、ひとつずつ進めてみてください。

4-1. 営業タイプを見つける5ステップ

5ステップの目的は、「合う営業タイプ」を感覚で決めるのではなく、証拠(体感と結果)を集めて決めることです。向き不向きは頭で考えるより、実験してみたほうが早いことが多いんですね。特にNが高めで不安が出やすい人ほど、手順があるだけで安心しやすいと思います。

また、転職や異動を検討している人も、いきなり結論を出す前にこの順番で整理すると、後悔が減ります。あなたの「つらい」の原因が、性格なのか、営業タイプなのか、環境なのかがはっきりしてきます。

合う営業タイプを見つける5ステップ

  1. ビッグファイブで強み工程消耗工程を特定する
  2. 今の営業を分解して「どのタイプ要素が強いか」を書き出す
  3. 変えられる条件(案件・動き方・評価の取り方)を3つ選ぶ
  4. 2週間だけ“合いそうな型”で小さく試す(実験)
  5. 体感と数字を振り返り、次の調整(続ける/変更/相談)を決める

ここからは、各ステップをもう少し具体化します。全部完璧にやる必要はありません。まずは「紙に書けるところ」から始めると進みやすいです。

ステップ1:強み工程と消耗工程を特定
ビッグファイブで高めだった因子は、あなたの“自然にできる動き”になりやすいです。たとえばCが高めなら準備・管理、Aが高めなら関係づくり、Oが高めなら提案の切り口。逆にしんどい場面(例:初対面雑談、断られ連続など)もメモします。ここでは苦手の名前をつけるだけでOKです。

ステップ2:今の営業を分解して、タイプ要素を言語化
「新規/既存」「対面/オンライン」「個人/法人」「単価」「検討期間」などを箇条書きにします。すると、たとえば「新規×対面×短期数字×低単価」みたいに、負荷が高い条件が見えてきます。これが見えると、「向いてない」の原因が仕事設計にある可能性も見えてきます。

ステップ3:変えられる条件を3つ選ぶ
ここが勝負どころです。いきなり転職できなくても、実は変えられる条件はあります。たとえば、反響案件を優先する、既存フォローの比率を上げる、訪問日をまとめる、オンライン商談を増やす、提案資料をテンプレ化するなど。大事なのは、今すぐ触れるスイッチを選ぶことです。

ステップ4:2週間だけ小さく試す
長期で気合いを入れると、合わなかったときのダメージが大きいです。だから期間は短く、2週間で十分。ここでやるのは「性格を変える」ではなく「動き方を変える」です。たとえば外向性が低めなら、1日の商談数を詰めすぎず、準備と深掘りに寄せる。神経症傾向が高めなら、断られた後の回復ルールを作って実行する、などです。

ステップ5:体感と数字で振り返り、次の調整へ
成果だけで決めると、売れた/売れないの波に振り回されます。だから「疲労感」「不安の量」「集中できた時間」などの体感も一緒に見ます。体感がラクになって数字も悪くないなら継続。体感がラクでも数字が落ちるなら、別の工夫を足す。体感が悪化するなら、営業タイプや環境の変更を考えるサインです。

この5ステップは、自分を責めずに前へ進むための道具です。合う営業タイプが見つかると、同じ努力でも報われ方が変わり、気持ちが安定しやすくなります。

4-2. 「小さな実験」で相性を確かめる具体例

実験は、あなたの傾向に合わせて組みます。ここでは、よくあるケース別に例を出します。自分に近いものを1つ選んで、2週間だけ試してみるイメージです。

  • 外向性(E)低めで初対面が消耗する
    オンライン中心に寄せる/訪問は同日まとめ/初回は雑談より課題ヒアリングの型で進める
  • 誠実性(C)高めで準備に時間をかけすぎる
    資料は70点で提出/テンプレで作成時間を固定/振り返りは10分で終了
  • 神経症傾向(N)高めで断られると止まる
    断られたら「次の1本」を入れて区切る/反省は15分まで/落ちた日は既存フォローだけにする
  • 開放性(O)高めで提案が散らかる
    提案は「現状→課題→影響→提案→次アクション」の5点セットで固定する
  • 協調性(A)高めで押しが弱い
    次回提案日時を必ず決める/クロージングの一言を定型化して迷いを減らす

実験のコツは、1回に変える要素を多くしすぎないことです。2週間で「何が効いたか」が分からなくなるので、1〜2個に絞るほうが結果が出ます。

4-3. 上司に伝えるときの相談テンプレ(責めずに通す言い方)

実験や調整をしたいとき、上司に言いづらい人も多いと思います。特に協調性が高めの人は「わがままと思われたらどうしよう」と不安が出やすいですよね。ここでは、相手を責めずに“事実と提案”で通すテンプレを置きます。

ポイントは、感情だけでお願いするのではなく、目的(成果)と期間(2週間)をセットにすることです。期間が短いだけで、相手も受け入れやすくなります。

相談テンプレ(穴埋め式:2週間実験の提案)

  • ①現状(事実)
    「今、(新規/既存)(対面/オンライン)が中心で、(具体的に)ここで成果が伸び悩んでいます」
  • ②課題(観察)
    「特に(断られ後の復帰/初回立ち上げ/移動負荷/準備工数)でパフォーマンスが落ちやすいです」
  • ③提案(具体策)
    「そこで、2週間だけ(反響案件優先/既存フォロー比率UP/オンライン増/訪問日まとめ)を試したいです」
  • ④期待効果(成果に紐づける)
    「(商談の質/接触回数/提案精度)が上がり、(KPI)を改善できる見込みがあります」
  • ⑤確認ポイント(安心材料)
    「結果は(毎週/2週間後)に数値と所感で報告し、合わなければ元に戻します」

この言い方だと、「できません」になりにくく、相手も判断しやすいです。もし断られても、「じゃあ何なら試せますか?」と選択肢を一緒に探す方向に持っていけます。

ポイント

  • 合う営業タイプは、自己理解→分解→実験で見つかります
  • 実験は2週間、変更は1〜2個に絞ると効果が見えます
  • 相談は「目的+期間+報告」で通しやすくなります

5. 営業が向いてない女性が成果を出すための対策

性格は急に変えにくいので、行動設計・断られ耐性・商談設計を「型」にして、消耗を減らしながら成果につなげます。

「向いてないのに成果を出せるの?」と思う人もいるでしょう。ここで言いたいのは、営業を“気合いとメンタル勝負”にしない、ということです。営業は運用の仕事でもあるので、型があるだけで不安もブレも減ります。

特にビッグファイブで神経症傾向(N)が高めだったり、協調性(A)が高くて気を遣いすぎたりする人ほど、疲れにくい設計があると力を出しやすいです。逆に外向性(E)が高めでも、運用が弱いと波が大きくなります。誰にとっても「型」は武器になります。

この章では、よくつまずく3つの場面(断られ・関係構築・完璧主義)に対して、今日から使える対策をまとめます。全部やらなくて大丈夫なので、いちばん刺さるところを1つ選んでみてください。

5-1. 断られて落ち込みやすい人の“回復を早くする”運用

断られたあとに引きずるのは、弱さではなく反応のクセです。特にNが高めの人は「次もダメかも」と未来の不安まで一緒に連れてきやすいので、回復を気合いに任せると消耗が増えます。だからここは、感情が落ち着くのを待つのではなく、回復が起きる手順を用意します。

また、断られが連続する日ほど、反省会が長くなりがちです。でも営業は、改善するべき反省と、ただ自分を責める反省が混ざります。反省の長さを決めておくと、後者を減らせます。

ここでは、断られた直後〜その日の終わりまでの「運用」を、ミニルールとして置きます。状況に合わせて、できるものだけ採用してください。

断られ後に立て直すミニルール集(状況別に1つだけ選ぶ)

  • 落ち込みが強い日:振り返りは15分で終了。メモは「理由・学び・次の一手」を各1行だけ
  • 次の電話が怖い日:ハードルを下げて1本だけかける(“復帰の一本”)
  • 不安が止まらない日:当日中の新規を減らし、既存フォローや資料更新など回復系タスクに寄せる
  • 自分責めが強い日:「相手の事情」「タイミング」「提案の筋」を分けて、自分のせい100%を禁止する
  • 連敗が続く週:断られ数ではなく、行動の達成(架電数・接触数)で自己評価する

ミニルールの良いところは、気持ちが落ちているときでも実行できることです。人は、落ち込むほど判断力が落ちるので、そのときに頼れるのは“手順”なんですね。慣れてきたら、あなた用に2〜3個を固定して、毎回同じ順番で回すのがいちばんラクです。

5-2. 雑談が苦手でもできる関係構築の型

雑談が苦手だと「営業向いてない」と思いがちですが、関係構築は雑談だけで作るものではありません。むしろBtoBや提案型では、相手の状況を理解し、言語化して返すことが信頼になります。外向性が低めでも、ここで勝てる人は多いです。

コツは「何を話すか」をその場のセンスに任せないこと。型を決めると、商談の緊張が下がり、相手も話しやすくなります。協調性が高めで気を遣いすぎる人も、型があると迷いが減ります。

ここでは、初回〜2回目の商談で使える“会話の型”をチェックリストにします。できれば、商談前にざっと見返してから入ると安心です。

雑談が苦手でも信頼を作れる会話の型チェック

  1. 冒頭で「今日は何を持ち帰ってほしいか」を先に共有する
  2. 相手の現状を聞いたら「つまり〜ということですね」と要約して返す
  3. すぐ提案せず、「背景」を1つだけ深掘りする(理由・経緯)
  4. 数字や事実を一つだけ確認する(例:件数、期間、体制)
  5. 相手の言葉を引用して「〜が大変なんですね」と感情のラベルをつける
  6. 提案は「選択肢を2つ」出して、押しつけにならない形にする
  7. 次回までの宿題を、双方で1つずつ決める
  8. 終了前に「今日の合意」を3行でまとめる(口頭+メールでもOK)

この型を使うと、雑談が上手じゃなくても「話を理解してくれる人」として信頼が積み上がります。しかも、次回アポに自然につながるので、押しの強さに頼らなくてすみます。

使い方としては、最初は8項目ぜんぶやらなくてもOKです。まずは「要約」「合意の3行まとめ」だけでも、効果を感じやすいと思います。

5-3. 誠実性が高い人ほど詰みやすい「完璧主義」のほどき方

誠実性(C)が高めの人は、準備や丁寧さが武器になります。その反面、「もっと良くしてから出そう」と思うほど、行動が遅くなったり、提案が重くなったりすることがあります。頑張り屋さんほど、ここで詰まりやすいんですよね。

完璧主義は、やる気の問題ではなく、判断基準が厳しすぎる状態です。営業では「最適解」より「早い仮説と検証」のほうが強い場面が多いので、基準を少し緩めるだけで、成果が安定しやすくなります。

ここでは、品質を落とさずにラクになるための“現実ルール”を置きます。あなたの武器を捨てるのではなく、使い方を整えるイメージです。

完璧主義をほどく現実ルール(5つ)

  1. 提案資料は70点で提出。残りは相手の反応で仕上げる
  2. 準備時間に上限をつける(例:初回は30分、2回目は45分)
  3. 失注理由は「改善1つ」だけ拾い、全部は直さない
  4. 反省は「次の一手」に変換できるものだけ書く(感情メモは別枠)
  5. 成果の評価を「売上」だけにせず、質のKPI(商談化率、次回設定率)も持つ

このルールが効く理由は、あなたの中の“合格ライン”が明確になるからです。迷いが減ると、着手が早くなり、結果として検証回数が増えます。検証回数が増えると、営業は伸びやすいです。

もし「70点なんて怖い」と感じるなら、いきなり大胆に変えなくて大丈夫です。まずは「準備時間の上限だけ」でも試してみてください。できそうなところから始めるほうが、長く続きます。

ポイント

  • 成果はメンタルより、型と運用で安定しやすくなります
  • 断られは“回復手順”があると、引きずりにくいです
  • 完璧主義は、品質を守ったまま上限ルールでほどけます

6. それでも営業がつらいときの判断軸:続ける・異動・転職

辞める・続けるに正解は一つではないので、心身の安全、環境改善の余地、営業タイプの変更可能性で冷静に判断します。

ここまでの内容を試しても「やっぱり営業がつらい」と感じることはあります。そんなときに大切なのは、根性で耐えるか即辞めるかの二択にしないことです。実際には、続ける/異動する/営業タイプを変える/職種を変える/休む、いくつも道があります。

特に女性の場合、仕事の負荷に加えて、周囲の期待や言いにくさが重なることもありますよね。「迷惑をかけたくない」「弱いと思われたくない」と抱え込み、限界を超えてから動く人も少なくありません。ここでは、あなたの安全を守りながら、後悔しにくい判断ができるように整理していきます。

この章は、決断を急がせるためではなく、決断の材料を増やすための章です。焦って白黒をつけるより、まずは判断軸を揃えて、次の一歩を選びやすくしましょう。

6-1. 辞める前に確認したい「環境側」の問題チェック

「営業が向いてない」と感じる背景に、職場側の問題が強く混ざっていることは珍しくありません。もし環境が原因なら、あなたがどれだけ工夫しても苦しさが続きやすいです。逆に言えば、環境要因を見抜けると、無駄な自己否定が減ります。

ここでは「職場がしんどいだけ」の可能性を見抜くチェックを置きます。全部を満たす必要はありません。いくつも当てはまるなら、性格よりも、配置や制度の問題として扱ったほうがよいサインです。

“職場がしんどいだけ”の可能性を見抜くチェック(7項目)

  1. 目標が現実離れしていて、達成の道筋が説明されない
  2. 育成や同行が少なく、成果だけを詰められる
  3. 商材や価格が競合と比べて売りづらいのに改善がない
  4. クレーム対応が個人任せで、守ってくれる仕組みが弱い
  5. 残業や休日対応が常態化し、休むと不利になる空気がある
  6. ハラスメント的な言動(人格否定・過度な叱責)が放置されている
  7. 異動や配置転換の相談が“気合い”で押し返される

3つ以上当てはまるなら、「向いてない」の中心は環境かもしれません。まずは、仕事のやり方を変える前に、相談・調整・異動を含めた対処が必要になることがあります。

チェックが少なかった人でも、「営業タイプ不一致」が原因で苦しいケースはあります。その場合は、同じ会社でも担当ややり方を変えたほうが早くラクになることがあるので、次の項目で判断材料を増やしていきます。

6-2. 異動・職種替えを視野に入れるなら:近い職種候補の出し方

「営業が向いてないなら、じゃあ何が向いてるの?」となりやすいですよね。ここでありがちなのが、“なんとなく事務”や“なんとなくマーケ”へ飛ぶことです。でも大事なのは職種名より、あなたが力を出せる要件(仕事の条件)で選ぶことです。

営業がつらい人の中には、営業そのものより「新規開拓の比率」「移動」「短期数字だけの評価」「クレーム処理」など、特定の条件が合っていないだけの人もいます。条件が合わない部分を避け、強みが出る工程に寄せた職種を選ぶと、納得感が高くなります。

たとえば、営業経験を活かしやすく、かつ“営業のしんどい部分”を減らしやすい候補は次のように整理できます。

営業経験を活かしつつ負荷を調整しやすい近い職種(選び方:あなたの強み工程に合わせる)

  • 既存深耕が得意(AやCが高め):カスタマーサクセス、アカウントマネジメント寄り
  • ヒアリングと整理が得意(E低めでも可):インサイドセールス、営業企画の一部(運用・分析)
  • 提案の筋道づくりが得意(O高め):プリセールス、ソリューションコンサル寄り
  • 文章・説明が得意:コンテンツ系マーケの一部、セールスイネーブルメント(資料整備)
  • 調整が得意(A高め):パートナー推進、プロジェクトの調整役(職種名は会社で違います)

「営業を捨てる」より、「営業のどこが得意で、どこが消耗か」を分解して、近い職種にスライドするほうが失敗しにくいです。あなたのビッグファイブの傾向も、この分解に使えます。

6-3. 心身が限界に近いときの守り方(注意喚起込み)

ここはとても大事なので、少しだけ真面目に書きますね。もし心身が限界に近い状態なら、キャリアの正解探しより先に、まず安全を守ることを優先してください。営業は波がある仕事ですが、波では説明できないほどしんどいときは、休息や相談が必要なサインかもしれません。

私は医療的な診断はできませんが、日常生活に支障が出るほどの不調(眠れない、食べられない、涙が止まらない等)が続く場合は、早めに専門家へ相談するのが一般的におすすめされます。特に「消えたい」などの考えがよぎるときは、ひとりで抱え込まないでください。

職場の問題(強い叱責、人格否定、理不尽な要求、迷惑行為など)がある場合も同じです。あなたの我慢で解決しない領域なので、記録を取りつつ、社内の相談窓口や信頼できる人に繋げることが大切です。

迷ったときの“守りの優先順位”(覚えやすくするための目安)

  • 1位:睡眠と食事が崩れているなら回復を最優先
  • 2位:職場に安心して相談できる相手を作る(上司以外でもOK)
  • 3位:仕事は「全部」ではなく、まず負荷の高い一部を下げる
  • 4位:判断(退職など)は、体力が戻ってから決める

「今すぐ全部を変える」は難しくても、「今日だけ負荷を下げる」「誰かに話す」ならできることがあります。できそうなところからで大丈夫です。

ポイント

  • 決断は二択にせず、続ける/異動/タイプ変更/転職/休むを並べて考える
  • 環境要因が濃いなら、性格ではなく職場設計の問題として扱う
  • 限界が近いときは、正解探しより安全確保が先です

7. Q&A:よくある質問

「営業が向いてない女性かも」と悩む人がつまずきやすい分かれ道を、短い判断軸と次の一手にまとめます。

7-1. 女性は営業に向いてないって本当?

「女性だから向いてない」という言い方は、結論としてはおすすめしません。営業で必要なのは性別より、営業タイプ(新規/既存、対面/オンラインなど)と、そこで求められる動きがあなたに合うかどうかだからです。実際、外向性が高い人も低い人も、それぞれ勝ち方があります。

ただ、現場で“女性であること”がしんどさにつながるケースはあります。たとえば雑に扱われる、期待のされ方が偏る、言いにくい空気があるなどですね。これはあなたの資質ではなく環境側の問題なので、相談ルートや配置の調整、関わり方の工夫で守っていく視点が大切です。

7-2. 営業が怖い・電話が怖いのは克服できますか?

多くの場合、少しずつ軽くできます。怖さは「失敗したらどうしよう」という不安と、「何を言えばいいか分からない」という不確実さが合体して起きやすいです。なので、気合いで慣れるより、台本と手順で不確実さを減らすほうが現実的です。

おすすめは、いきなり高いハードルにせず、1日1本だけの“復帰の一本”を作ること。加えて、断られた後の振り返りは15分で終了など、回復のルールを先に用意すると続けやすくなります。怖さが強いときは、電話中心のやり方から、オンラインや既存フォロー中心へ寄せるのも一つの方法です。

7-3. 向いてないのに続けるメリットはありますか?

メリットは「続けた結果、何が得られるか」で変わります。たとえば営業経験は、ヒアリング力提案の筋道交渉の基礎など、他職種に移っても使えるスキルが残りやすいです。短期で辞めると、経験が“点”で終わりやすい面もあります。

一方で、心身が削れているなら、続けること自体がコストになります。メリットより、睡眠や食事が崩れるなどのデメリットが勝つときは、続ける以外の選択(異動・営業タイプ変更・休む)も真剣に検討したほうがよいでしょう。続けるなら、まずは合う土俵への調整を先に試すのがおすすめです。

7-4. 向く営業タイプはどうやって選べばいいですか?

コツは「診断で当てる」のではなく、2週間の小さな実験で確かめることです。ビッグファイブで強み工程(準備・深掘り・関係構築など)を特定し、今の仕事を分解して「変えられる条件」を1〜2個だけ選びます。たとえば反響案件を優先する、既存フォロー比率を上げる、オンライン中心に寄せるなどですね。

実験の評価は、数字だけでなく体感(疲労、不安、集中)も一緒に見るのがポイント。体感が楽になって成果も悪くないなら、その方向が“合う”可能性が高いです。逆に体感が悪化するなら、営業タイプや環境を変える合図として扱うと迷いが減ります。

7-5. 転職するなら、どんな職種が現実的ですか?

おすすめは、職種名から選ぶより「要件(仕事の条件)」から選ぶことです。営業がつらい人は、営業そのものより、新規比率移動負荷短期数字だけの評価など、特定の条件が合っていないことがよくあります。そこを避けつつ、強み工程に寄せたほうが失敗しにくいです。

たとえば、既存深耕が得意ならカスタマーサクセス寄り、ヒアリングと整理が得意ならインサイドや運用寄り、提案の筋道づくりが得意ならプリセールス寄り、調整が得意ならパートナー推進寄り…というように、営業経験を“部品化”してスライドするイメージが現実的です。転職前に、現職で2週間の実験をして「合う条件」を言語化しておくと、選びやすくなります。

ポイント

  • 「女性だから向いてない」ではなく、タイプと環境で見立てる
  • 怖さは気合いより、台本・手順・回復ルールで軽くできる
  • 向く営業タイプは、短期実験+体感評価で見つけやすい

8. まとめ

「営業が向いてない女性かも…」と感じると、性格や能力のせいにしてしまいがちです。けれど実際は、営業のつらさは性格だけで決まるものではありません。営業タイプ(新規/既存、対面/オンラインなど)や、商材・評価制度・育成体制といった環境が合っていないだけで、同じ人でも急にラクになることがあります。

そこでこの記事では、まず「性格・営業タイプ・環境」に切り分けて整理しました。さらにビッグファイブを使って、あなたの強みが出る工程消耗しやすい場面を言語化し、無理に性格を変えずに、勝ち筋のある土俵へ寄せる考え方を紹介しました。

向いてないと感じるときほど、判断が極端になりやすいです。でも営業は、努力の量だけで勝つ仕事ではなく、設計と運用で勝つ仕事でもあります。あなたが悪いのではなく、いまの条件が合っていないだけかもしれません。

今後も意識したいポイント

まず意識したいのは、ビッグファイブの点数を“優劣”にしないことです。性格は才能の判定ではなく、戦い方の違いとして扱うほうが役に立ちます。外向性が低めなら深掘り・資料・既存深耕で勝つ、神経症傾向が高めなら回復ルールを先に作る、というように作戦が変わるだけです。

次に、成果は気合いではなく型で安定しやすい点。断られた後の反省会を15分で終える、会話を要約して合意を3行でまとめる、提案資料は70点で出すなど、ちょっとした運用の差が、消耗と成果を左右します。特に真面目で頑張り屋さんほど、型があるだけで気持ちが安定しやすくなります。

最後に、つらさが強いときは「続けるか辞めるか」の二択にしないこと。続ける、異動、営業タイプ変更、職種替え、休む…選択肢は複数あります。大事なのは、あなたの安全と納得感を守る順番で、少しずつ選ぶことです。

今すぐできるおすすめアクション!

今日からできることを、軽い順に並べます。全部やらなくて大丈夫なので、できそうなものを1つだけ選んでみてください。

  • まずは「性格・営業タイプ・環境」を紙に書いて、どれが一番つらいかに丸をつける
  • ビッグファイブ簡易チェックをもう一度見返し、強み工程(準備/深掘り/関係構築など)を1つ選ぶ
  • 断られた日は、反省を15分で終えるルールを試す(メモは理由・学び・次の一手を各1行)
  • 商談前に会話の型チェックから2項目だけ選び、要約合意の3行まとめを必ず入れる
  • 提案資料やメールは「まず70点で出す」と決め、相手の反応で仕上げる
  • 2週間だけ、反響や既存フォローなど“合いそうな型”に寄せて、体感(疲れ・不安)も一緒に記録する
  • 上司には「目的+2週間+報告」で相談し、小さな実験として通してみる

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