お問い合わせ
YouTube

学生生活・学校での悩み

高校生からピアノを始めるのは遅い?現実的に弾けるようになる目安とポイント

高校生からでもピアノは遅くありません。目標を「達成できるサイズ」に切り、忙しい日でも回る練習設計にすれば、数週間〜数か月で1曲を形にできます。

「高校生からピアノって、やっぱり遅いのかな…」と不安になるのは自然です。周りには小さい頃から習っている人もいて、同じ土俵で比べると焦ってしまいますよね。

ただ、ピアノは“始めた年齢”よりも、どんな目的で、どんな練習を積むかで伸び方が変わります。高校生は理解力や自己管理の力が育っている分、やり方が噛み合うとグッと上達しやすい時期でもあります。

一方で、部活や塾、テスト、受験などで毎日たっぷり時間を取れないのも現実です。ここで無理な計画を立てると、「続かない→自信がなくなる→やめる」の流れに入りがちです。

この記事では、そうならないために「高校生スタートで現実的にどこまで弾けるか」を目安として整理しつつ、短時間でも回る練習の組み立て方や、独学と教室の選び方まで、迷いやすいポイントをまとめます。

読み終えるころには、「今の自分ならこのやり方でいけそう」と道筋が見えて、今日からやることが具体的になるはずです。できそうなところから、軽く始めてみてください。

この記事はこのような人におすすめ!

  • ピアノ未経験で、高校生から始めるのは遅いか不安な人
  • 文化祭・卒業式・合唱伴奏など、いつまでに1曲を形にしたい人
  • 部活や受験で忙しく、短時間でも上達する練習を知りたい人

目次 CONTENTS 

1. 高校生からピアノは遅い?まず不安をほどく考え方

高校生からでもピアノは十分間に合います。比べる相手を変え、目的に合わせて「小さく達成」していけば、短期間でも手応えが出やすいです。

「小さい頃からやってる人には勝てないかも…」と感じると、始める前から気持ちが折れそうになりますよね。とくに学校だと、経験者が身近に見えるぶん焦りやすいものです。

ただ、ピアノはスポーツのように身体能力だけで決まるものではありません。高校生は理解力が高いので、練習の工夫ができると伸び方が安定しやすい傾向があります。

ここではまず、「遅いかどうか」の考え方を整理しつつ、どのくらい弾けるようになるかの目安と、最初の目標設定のコツをまとめます。

1-1. 「遅い」と感じる理由と、比べ方を変えるコツ

多くの人が「遅い」と感じる理由は、上手い人と比べてしまうからです。経験者は、譜読み・指の動き・両手の連携が“自動化”されているので、最初から差が大きく見えます。

でも、初心者が比べるべき相手は「昨日の自分」です。昨日より1小節進んだ、テンポを少し上げられた、止まらずに通せた。そういう変化を拾うほうが、上達の実感が積み上がります。

もう一つ大事なのは、「高校生の強み」を使うことです。例えば、やることを絞る、原因を言語化する、計画を立てるといった力は、高校生のほうがやりやすい人も多いでしょう。

今の自分のスタート地点を確認するチェックリスト

不安が強いときほど、現状がぼんやりして目標が大きくなりがちです。まずは“いま”を把握して、無理のない出発点を決めましょう。

  • 1日あたり、平日は10〜20分くらい取れそう
  • 週末に30〜60分なら確保できる日がある
  • まずは「1曲を形にする」が目的
  • 音符は苦手でも、ゆっくりなら読めそう
  • 両手が難しそうでも、片手練習は続けられそう
  • スマホで自分の手元を撮って見直せる
  • “完璧”より“完成”を優先できる

このチェックで「できそう」が3つ以上あれば、スタートとしては十分です。逆に少ない場合でも、目標のサイズを調整すれば前に進めます。

1-2. 現実的に弾けるようになる目安は「目的×時間×曲の難易度」

どれくらいで弾けるかは、練習時間だけで決まりません。いちばん効くのは、目的に合う曲を選ぶことです。難しすぎる曲だと、練習しても“進んだ感”が出にくくなります。

目安としては、平日短め+週末に少し補うペースなら、数週間〜数か月で「弾けた」を作れる人が多いです。ここでいう「弾けた」は、ミスゼロではなく「止まらずに曲として通せる」レベルを想像してください。

目的別:到達しやすいラインの目安(ざっくり表)

目標が変わると、必要な難易度も期間もガラッと変わります。まずは自分の目的に近いところを見てみてください。

目的の例 目安の期間 狙うべき難易度のコツ
サビだけ弾きたい 2〜4週間 右手メロディ中心+左手は単音や簡単パターン
1曲を通したい(簡単アレンジ) 1〜3か月 “原曲に近い”より“完成しやすい”を優先
合唱伴奏で形にしたい 2〜4か月 左手が分散和音でも、繰り返し型を選ぶ
趣味として基礎から続けたい 3〜6か月 曲と基礎をセットで回し、積み上げる

この表の期間は「目安」なので、前後しても大丈夫です。大切なのは、途中で心が折れないように、勝てる難易度に合わせることです。

1-3. 目標を小さく切ると上達が加速する:最初の1曲の決め方

最初の1曲は、上達の勢いを決める“スタートダッシュ”になります。ここで無理をすると、練習が苦行になってしまいがちです。

おすすめは、「好き」×「簡単」×「短い」を満たす曲にすること。特に初心者は、短い範囲でも完成まで行けると、続ける自信が一気に上がります。

「好きな曲が難しそう…」という人も多いでしょう。そんなときは、同じ曲でも簡単アレンジを選んだり、Aメロだけ・サビだけに切ったりすると、現実的になります。

最初の1曲を決める5ステップ(迷わない手順)

選曲で迷っていると、練習が始まりません。手順にすると決めやすいです。

  1. 弾きたい曲を3つ書き出す
  2. その中から、テンポが速すぎないものを1つ選ぶ
  3. 最初は「サビだけ」など短い範囲に切る
  4. 右手だけで歌えるくらいまでゆっくり確認する
  5. 左手は簡単にして、まず最後まで通すことを優先する

このやり方なら、「難しいから無理…」ではなく「形にするところまで行けた!」が作れます。そこから難易度を少しずつ上げればOKです。

ポイント

  • 比べる相手は経験者ではなく、昨日の自分にする
  • 目安は「期間」より、目的×時間×難易度で決まる
  • 最初の1曲は、短く・簡単に・完成させるのが近道

2. 高校生からピアノで上達する最短ルート

高校生からピアノを伸ばす近道は「練習時間を増やす」より「迷わない練習設計」に変えること。片手→短い両手→つなぐ、の順で進めると上達が安定します。

「毎日1時間練習できないと無理?」と思う人も多いでしょう。けれど、高校生は部活や受験があるので、現実には波が出ます。ここで大事なのは、時間が少ない日でもやることが決まっていて、前に進める形にしておくことです。

この章では、忙しい高校生でも回せる“最短ルート”として、練習の基本メニュー、つまずきの潰し方、独学でも軌道修正できる方法までまとめます。

2-1. 忙しくても回る練習メニューは「20分の型」を作る

上達が早い人ほど、練習を気合や気分に任せません。やることが決まっているから、短時間でも密度が上がります。

まずは平日の基本として、20分の型を作ってみてください。もちろん毎日できなくても大丈夫です。大切なのは「戻れる型」があることです。

平日20分:高校生向けの基本メニュー

  • 3分:指慣らし(同じパターンでOK)
  • 7分:右手だけ(止まる場所を中心に)
  • 7分:左手だけ(同じ範囲をゆっくり)
  • 3分:両手でつなぐ(短い範囲だけ)

この順番には理由があります。いきなり両手を通そうとすると、ミスが増えて「できない感」が強くなるからです。片手の精度を上げてから両手に行くと、上達が安定しやすいです。

“できた感”が出る目標の置き方

練習のゴールが「最初から最後まで通す」だけだと、初心者は毎回失敗しがちです。だから、ゴールを小さくしてみてください。

たとえば「今日はこの2小節を、止まらずに3回」みたいに、達成できるサイズにすると気持ちが折れにくくなります。

2-2. 伸びない原因の多くは「弾けない場所の放置」から始まる

練習しているのに上達しないとき、よくあるのが「止まる場所を何となく通してしまう」状態です。

止まる場所は、放っておくほど固まります。逆に言えば、そこを潰すだけで伸び方が変わります。ここは高校生の理解力が活きるところで、原因を見つけて対処すると早いです。

“止まる場所”を潰す6ステップ(最短で前進する方法)

  1. 止まる小節に印をつける
  2. 右手だけで、音と指番号を確認する
  3. 左手だけで、同じ小節を確認する
  4. 両手で、テンポを落として合わせる
  5. 1小節だけ先へ伸ばしてつなぐ
  6. 最後に、短い範囲を通して「曲っぽく」する

ここでの肝は、テンポを落とすことと、範囲を短くすることです。速さで押し切ろうとすると、ミスが定着しやすくなります。

どこが原因?よくある「止まる理由」の分解

止まる原因が分かると、対処が簡単になります。

  • 音符が読めていない(譜読み不足)
  • 指が決まっていない(運指が曖昧)
  • リズムが崩れている(拍が取れていない)
  • 両手のタイミングが合わない(合わせ方が分からない)

原因が違うのに同じ練習をすると、時間だけ使ってしまいます。ここを見分けるだけで、練習効率が上がります。

2-3. 譜読みが苦手でも大丈夫:最初に覚える「読む順番」

譜読みは、最初は誰でも苦手です。むしろここで苦手意識がつくと、練習が嫌になりやすいんですよね。

コツは、最初から全部読もうとしないこと。読む順番を決めて、少しずつ慣れたほうが進みます。

譜読みが楽になる「読む順番」3つ

  • ① 右手の音だけ(ゆっくり歌えるまで)
  • ② リズムだけ(手拍子でもOK)
  • ③ 左手は“形”で覚える(同じパターンを探す)

右手が歌えるようになると、曲の流れが頭に入ります。すると、両手がつながりやすくなります。ここは意外と効きます。

途中に入れる:スマホを使ったセルフチェックのやり方

独学でも軌道修正するには、目と耳で客観視するのが大事です。そこで便利なのがスマホです。

手元を上から撮影して、次の3点だけ確認してみてください。

  • 肩が上がっていないか
  • 手首が固まっていないか
  • 速くなると指がつぶれていないか

細かいフォーム論は置いておいて、まずは「力み」を見つけるだけでも、弾きやすさが変わります。

2-4. 独学と教室の“いいとこ取り”で最短にする

独学は自由で気楽ですが、方向を間違えると遠回りになります。一方で教室は安心ですが、時間や費用のハードルがある人も多いでしょう。

そこでおすすめなのが、状況に合わせた“いいとこ取り”です。全部を習うのではなく、必要な部分だけ外部の助けを使います。

こういうときは教室(または単発レッスン)が効く

  • 自分の癖が分からない
  • 両手になると進まない
  • 同じ箇所で毎回止まる
  • 目標が伴奏などで期限がある

一回見てもらうだけでも、次に何を直せばいいかが明確になります。逆に言えば、そこで方向が合えば、あとは独学でも進みやすいです。

独学で進めるなら「課題の固定」がコツ

独学で一番の敵は、毎回やることが変わってしまうことです。だから課題を固定します。

  • 今週はこの8小節だけ
  • 右手はここまで
  • 左手はこの形だけ
  • 両手はテンポ〇〇で合わせる

これくらいシンプルで大丈夫です。課題が固定されると、短時間でも積み上がります。

ポイント

  • 最短ルートは、時間より設計で作る
  • 伸びないときは、止まる場所を短く切って潰すのが効く
  • 独学は“全部”ではなく、必要な部分だけ外部の助けを使うと速い

3. 高校生からピアノを始める環境づくり:楽器選び・騒音・費用

高校生からピアノは「家の環境」が続くかどうかを左右します。最初は完璧を目指さず、続けやすい機材家族が納得しやすいプランを用意するとスムーズです。

「やる気はあるのに、家にピアノがない…」って、けっこう大きい壁ですよね。しかも高校生だと、買う・置く・音を出すの判断が自分だけでは完結しにくいです。

ここでのポイントは、最初から高いものを選ぶより、まず練習できる状態を作ること。環境さえ整えば、短時間でも積み上がっていきます。

この章では、電子ピアノとキーボードの選び方、騒音の現実的な対策、費用の考え方と親への相談のコツをまとめます。

3-1. 電子ピアノとキーボード、どっちがいい?結論は「目的」で決める

迷いがちなところですが、ざっくり言うと「ピアノとして上達したい」なら電子ピアノ寄り、「まず曲を鳴らしたい」ならキーボードでも始められます。

ただ、続けるほど差が出やすいのは、鍵盤の重さと弾き心地です。軽い鍵盤に慣れると、後から重い鍵盤に移ったときに「指が思うように動かない…」となりやすいんです。

なので、目的が“1曲完成”で短期でも、できれば鍵盤が重めのモデルにしておくと、後でラクになります。

目的別のおすすめ(ざっくり)

  • 合唱伴奏・卒業式・長く続けたい → 電子ピアノ寄り
  • 推し曲のサビだけ・作曲や打ち込みもしたい → キーボードでも可
  • 続くか不安、まず試したい → レンタル/中古も選択肢

電子ピアノ vs キーボード比較表(失敗しにくい見方)

買う前に「どこで差が出るか」を押さえておくと、後悔しにくいです。

比較ポイント 電子ピアノ キーボード
鍵盤の重さ 重めで指づくりに向く 軽めが多く、ピアノ感は薄め
音量・騒音対策 ヘッドホン運用がしやすい ヘッドホン可だが機種差あり
設置 家具っぽく場所を取る 軽くて動かしやすい
価格感 中〜高になりやすい 低〜中で始めやすい
上達との相性 基礎が作りやすい “まず鳴らす”には良い

この表から読み取れるのは、「短期目標でも、上達の土台を作りたいなら電子ピアノが安心」ということです。逆に、今は環境的に難しいなら、キーボードで始めて、続いてからステップアップでも大丈夫です。

3-2. 騒音が心配な人へ:家で練習できる現実的な対策

ピアノは「音」が最大のハードルになりやすいですよね。特に集合住宅だと、家族も気になります。

ここで知っておいてほしいのは、音問題は“根性”では解決しないこと。対策は、わりと仕組みでどうにかなります。まずはヘッドホンを前提に考えるのが一番ラクです。

それでも鍵盤を叩く音やペダル音は残るので、生活の中で衝突しない形を作っていきましょう。

家族と揉めにくい「練習ルール」チェックリスト

音そのものだけでなく、家族のストレスを減らすのがコツです。

  • 練習は基本ヘッドホンで行う
  • 時間帯は「夕食後は避ける」など固定する
  • 週の予定(部活・塾)を見て先に宣言しておく
  • 大きい音が出やすい部分は短時間で切り上げる
  • テスト前は「5分だけ」にしてゼロにしない
  • 置き場所は通路を塞がない(家族の導線を守る)
  • “弾けたら聞いて”ではなく、まずは静かに続けるを優先する

このチェックができると、「うるさい」より先に「ちゃんと配慮してるね」と思ってもらいやすくなります。やりやすいところからでいいので、1〜2個ずつ整えてみてください。

3-3. 費用の目安と、親に相談するときの伝え方

ピアノを始めるとき、親に言いづらいのは、だいたい「いくらかかるか分からない」からです。

ここは、最初から高い買い物にせず、段階を踏むと通りやすいです。たとえば「まず3か月試して、続いたら次を考える」という形なら、家族側も判断しやすくなります。

そして相談のときは、“欲しい”だけでなく、「どう続けるか」「どう迷惑を減らすか」をセットにすると話が早いです。

現実的な費用の考え方(ざっくり)

  • 本体:予算幅が大きい(新品/中古/レンタルで変わる)
  • 周辺:椅子、ヘッドホン、譜面台、必要なら防振マット
  • 教室:通うなら月謝+交通費(頻度を減らす選択もあり)

ポイントは、最初に全部そろえようとしないことです。まずは練習できる最低限を決めて、足りないものは後から足すと無駄が減ります。

親に相談するときの「30秒テンプレ」(反対されにくい言い方)

言い方が変わるだけで、通りやすさが変わることがあります。

  • 目的:文化祭までに1曲を形にしたい
  • 計画:平日20分、週末は30分。まず3か月だけやる
  • 配慮:練習はヘッドホン、時間帯も決める
  • 費用:いきなり高額ではなく、まずは試せる方法にしたい
  • 約束:続かなかったらやめる/売るなど、出口も考える

「買ってほしい」より、「こう運用するから安心して」という話になると、家族の不安が減ります。緊張する人も多いと思うので、紙やメモに書いてから話すのもおすすめです。

ポイント

  • 機材は「完璧」より、続けやすい形を優先する
  • 騒音は工夫で減らせる。まずはヘッドホン前提で考える
  • 親への相談は、目的・計画・配慮・出口をセットにすると通りやすい

4. 高校生からピアノを続けるコツ:部活・受験と両立する仕組み

高校生がピアノを続けるカギは「毎日やる」より「戻れる仕組み」を作ること。忙しい時期でもゼロにしない運用にすると、気づいたら上達が積み上がります。

高校生は、季節によって忙しさが極端に変わります。部活の大会前、定期テスト、模試、受験期。どれも「練習どころじゃない…」ってなりやすいですよね。

ここで大事なのは、完璧な継続ではなく、途切れても戻れることです。ピアノは一度止まると再開がしんどいので、ゼロの日を減らすだけで続けやすくなります。

この章では、時間がない前提で、練習を習慣として回すコツ、モチベが落ちたときの立て直し方、受験期の“縮小運用”まで紹介します。

4-1. 続く人は「毎日」ではなく「最低ライン」を決めている

続かない原因は、意志が弱いからではありません。最初に立てた理想が高すぎて、現実に合わなくなるのが主な理由です。

例えば「毎日1時間」と決めると、1回崩れた時点で“もう無理”になりがちです。逆に、最低ラインが低いと、忙しい日でもクリアできます。すると継続が残ります。

忙しい高校生向け「最低ライン」設定チェック

最低ラインは、気合ではなく設計です。次の中から決めやすいものを選んでください。

  • 平日は5分でもOKにする
  • “触るだけの日”を作っていい
  • 片手だけでも前進扱いにする
  • 進捗は「小節数」で記録する
  • テスト前は維持メニューに切り替える
  • 週末に少し長めにやれたら上出来にする

この最低ラインがあると、「今日は短いけどやれた」が残ります。これが積み上がると、長期的に強いです。

4-2. 部活・塾がある人の時間の作り方:練習を“スキマ化”する

まとまった時間を探すと、永遠に見つかりません。だから練習をスキマに差し込みます。

ピアノは、全部を一気にやらなくてもいいのが救いです。右手だけ、左手だけ、止まる場所だけ。分割できるので、短時間に向いています。

スキマ練習の具体例(現実的にやりやすい形)

  • 帰宅後すぐに7分だけ右手
  • 夕飯前に5分だけ左手
  • 夜は3分だけ両手でつなぐ
  • 週末にまとめて“通す練習”をする

こうすると、「やるかやらないか」ではなく、「どのパートをやるか」になって、続きやすくなります。毎日同じでなくて大丈夫です。

1週間の練習プラン例(3パターン)

自分の生活に合う形があると、迷いが減ります。

A:平日短め+週末少し長め

  • 平日:15〜20分×4〜5日
  • 週末:30〜60分×1日

B:平日はほぼ無理、週末集中型

  • 平日:5分×2〜3日(維持)
  • 週末:60〜90分×1〜2日(前進)

C:受験期の縮小運用

  • 平日:3〜5分(止まる小節だけ)
  • 週末:15〜30分(短い範囲を仕上げる)

この中で一番“できそう”なものから始めるのがコツです。まず回る形にして、余裕が出たら増やせばOKです。

4-3. モチベが落ちたときの立て直し方:目標を“下げる”のは正解

続けていると、必ず「今日は弾きたくない日」が来ます。ここで根性で頑張ろうとすると、逆に嫌いになりやすいです。

モチベが落ちたときは、目標を下げるのが正解です。上達の曲線は一直線ではなく、波があります。波がある前提で、運用を変えるほうが長続きします。

“やる気ゼロの日”の救済メニュー

  • 右手だけで、止まる小節を2分
  • 左手だけで、同じ小節を2分
  • 両手で、超ゆっくり1分

この程度でも、手が鍵盤を忘れません。ゼロにしないことが、再開のハードルを下げます。

やってはいけないNGリスト(挫折につながりやすい)

うまくいかないときほど、やりがちな落とし穴があります。

  • 難しい曲に浮気して、どれも完成しない
  • 速さを追いすぎて、ミスが定着する
  • つまずく場所を放置して、通し練習だけする
  • できない自分を責めて、練習が怖くなる
  • 休んだ分を取り返そうとして、いきなり長時間やる

代わりに、短い範囲を切って仕上げるほうが、結果的に早く進みます。

4-4. 受験期でも続けたい人へ:ピアノを「息抜き」にする設計

受験期にピアノを続けたい人は、「上達のための練習」より「気分転換としての運用」に寄せたほうが続きます。

大切なのは、勉強の邪魔にならないこと。そしてピアノが罪悪感にならないことです。だから、時間は短くしてOKです。

受験期のおすすめ運用(現実的な落としどころ)

  • 平日:3〜5分だけ(止まる小節の確認)
  • 週末:15〜30分(短い範囲を完成させる)
  • 目標:1曲の完成ではなく、“弾ける部分を増やす”にする

この設計なら、勉強が最優先の時期でも、ピアノが良いリフレッシュになりやすいです。無理に伸ばそうとしなくて大丈夫です。

ポイント

  • 続けるコツは「毎日」ではなく、最低ラインを決めること
  • 練習は分割して、スキマ化すると回りやすい
  • 受験期は上達より、ゼロにしない運用が正解

5. Q&A:よくある質問

高校生からピアノは「遅いか」より「目的に合う練習を作れるか」が重要です。よくある不安は、考え方とやり方を少し変えるだけで軽くなります。

「ここまで読んでも、まだ気になる…」という点がいくつか残る人も多いでしょう。高校生のスタートは情報が多すぎて、逆に迷いやすいんですよね。

この章では、検索でよく出てくる疑問をまとめて、短く整理します。今の自分に近い質問から読んでみてください。

5-1. 高校生からピアノは本当に遅くないですか?

遅くありません。高校生は理解力があるので、練習の工夫がしやすく、上達が安定しやすい面があります。大事なのは、経験者と同じ基準で比べないこと。最初は簡単アレンジ短い範囲で成功体験を作ると続きやすいです。

5-2. どれくらい練習すれば1曲弾けるようになりますか?

曲の難易度で大きく変わりますが、平日短め+週末少し、のペースなら数週間〜数か月で「止まらずに通せる」レベルは狙えます。最初は“原曲を完璧に”より、完成しやすい難易度を選ぶほうが近道です。まずはサビだけなど、範囲を小さくするのも有効です。

5-3. 独学でも上手くなれますか?限界はありますか?

独学でも上達は可能です。ただし、独学の弱点は「どこを直すべきか分からない」まま進んでしまうこと。手首の力みや運指の癖などは、後から直すのが大変になりがちです。迷うなら、月1回などでも良いので、方向修正だけ見てもらう選択もあります。

5-4. 楽譜が読めません。ピアノは無理でしょうか?

無理ではありません。譜読みは最初から速く読める必要はなく、ゆっくりでOKです。コツは、いきなり両手で読もうとしないこと。まずは右手のメロディリズム→左手は形(同じパターン)を探す、の順で慣れると進みやすいです。

5-5. 両手ができません。向いてないってことですか?

向いてないわけではありません。両手が難しいのは普通です。最初は片手の精度が足りないまま両手に行くと、混乱しやすいだけです。片手を固めてから、短い範囲で両手を合わせると上達が安定します。2〜4小節ずつつなぐやり方が特におすすめです。

5-6. 電子ピアノとキーボード、どっちで始めればいいですか?

目的で決めるのが現実的です。趣味で長く続けたい、学校行事の伴奏も見据えたいなら、鍵盤が重めで弾き心地が近い電子ピアノが安心です。一方で「続くか分からない」「まず音を出して弾きたい」なら、キーボードで始めてステップアップもできます。最優先は、練習できる環境を作ることです。

5-7. 部活や受験で忙しいです。続けるコツはありますか?

「毎日やる」より「ゼロにしない」仕組みを作るのがコツです。忙しい日は、右手2分・左手2分・両手1分の5分メニューでもOK。続ける人は、最低ラインを低くして戻れる形を作っています。受験期は上達より、息抜きとして短く続ける運用が合います。

ポイント

  • 高校生からの上達は、比較ではなく設計で決まる
  • 迷ったら、曲の難易度を下げて完成を優先すると伸びやすい
  • 継続は「毎日」より、ゼロにしない仕組みが強い

まとめ

高校生からピアノを始めるのは、決して遅くありません。むしろ高校生は理解力があるので、「どこができないのか」「何を優先すべきか」を整理しながら練習できる強みがあります。

ただ、子どもの頃から続けている人と同じ基準で比べると、苦しくなりやすいのも事実です。そこで大事になるのが、目的を小さく切って、達成できるサイズで積み上げる考え方でした。

「どれくらいで弾ける?」は一概に言えませんが、現実的には、曲の難易度を合わせて練習を設計できれば、数週間〜数か月で「1曲を形にする」ことは十分狙えます。最初は原曲にこだわらず、簡単アレンジ短い範囲で成功体験を作るほうが、結果的に伸びやすくなります。

今後も意識したいポイント

上達が早い人は、練習時間の長さよりも「迷わない仕組み」を持っています。忙しい高校生活では、毎日きっちりやるより、途切れても戻れることのほうが重要です。

具体的には、片手→短い両手→つなぐ、という順番で進めて、止まる場所を放置しないこと。ここを丁寧にやるだけで、同じ時間でも伸び方が変わります。

また、環境づくりも続ける鍵です。家族の理解や騒音への配慮が整うと、練習がストレスになりにくくなります。最初から完璧を目指さず、練習できる状態を優先するのが現実的でした。

今すぐできるおすすめアクション!

やる気がある今のうちに、小さく動ける形を作っておくと続きやすいです。まずは次の中から、できそうなものを選んでみてください。

  • まずは弾きたい曲を3つ書き出し、サビだけなど短い範囲に切る
  • 今日の練習は「20分の型」(指慣らし→右手→左手→両手)を1回だけ回す
  • 止まる場所に印をつけ、2〜4小節だけをゆっくり仕上げる
  • 忙しい日は「5分だけメニュー」で、ゼロにしない日を作る
  • スマホで手元を撮影し、力み(肩・手首)がないかだけ確認する
  • 独学で迷うなら、月1回でもいいので、方向修正だけ外部に頼る選択肢を持つ

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


新着記事
  1. 男で事務職が情けない…その思い込みを外す7つの視点とキャリアが伸びる専門化ルート

  2. やればやるほど仕事が増える「できる人あるある」対策|角を立てない断り方と仕組み化・標準化実践ガイド

  3. 高校生からピアノを始めるのは遅い?現実的に弾けるようになる目安とポイント

  4. 面接に車で行っていいか聞くメールの書き方例|駐車場確認まで1通でOKなテンプレ付き

  5. 職場で泣くおばさんの心理と背景:決めつけずに見立てるコツと声かけ例を紹介

ピックアップ記事
  1. 映画を観る?見る?どちらが正しい?文脈やシーンによる使い分け方【例文付き】

  2. 人形と旅行する人が気持ち悪いと感じる心理とは?あなたらしく旅行するためのガイド

  3. 仲良かったのに嫌われた…職場の関係はなぜ壊れる?関係修復のための5ステップ

  4. ホワイトデーを忘れられた女性必見!彼の心理と適切な対応策

  5. 仕事が暇すぎて行きたくない?その原因と解決策を徹底解説

カテゴリー