生まれつきまつ毛がカールしている人は全体の約10%前後。日本人の大多数は“下向きまつ毛”で、角度の違いは遺伝と人種・骨格構造に深く関係しています。
「なんであの人のまつ毛は自然に上がってるの?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか?実は、生まれつきまつ毛がカールしている人は少数派。美容サロンや専門家の観察によると、日本人の約8割は下向きまつ毛、上がりまつ毛の人は1割前後といわれています。つまり、あなたのまつ毛が下向きでも決して珍しくありません。
とはいえ、カールしたまつ毛は目元を明るく見せ、表情まで華やかに映るため、多くの人が「どうして差が出るの?」と気になりますよね。
その違いには、遺伝・人種差・まぶたや骨格構造といった生物学的な要因が関わっています。欧米人にカールまつ毛が多いのは、眼窩が深く、毛包が斜めに生えているため。逆に東アジアでは、平坦な骨格がまつ毛を下方向に押し出す構造になっています。
さらに、加齢や生活習慣によって角度が変化するケースもあります。つまり、「生まれつき」で終わりではなく、後天的に“上がりやすい環境”を整えることも可能なのです。
この記事では、まつ毛カールが生まれつきな人の割合から、人種・角度・遺伝の関係、そして後天的に理想のカールを再現する方法までをわかりやすく解説します。
あなたのまつ毛タイプを理解し、自然で魅力的な目元を手に入れましょう。
この記事はこんな人におすすめ!
- 自分のまつ毛が下がっている理由を知りたい
- 「生まれつき上向き」の人がどれくらいいるか気になる
- 遺伝や骨格がまつ毛に影響するのかを知りたい
- まつ毛パーマ・ラッシュリフトを検討している
- できるだけ自然に上向きまつ毛を再現したい
目次 CONTENTS
1. まつ毛カールが“生まれつき”な人の割合とは?
生まれつきまつ毛がカールしている人は全体の約10%前後とされ、日本人では上がりまつ毛より下がりまつ毛が多数。角度だけでなく毛の長さや密度も影響する。
生まれつきまつ毛がくるんと上がっている人を見ると、「私とは何が違うんだろう」と気になるもの。結論から言うと、日本人で生まれつき上向きまつ毛の人はおよそ1割程度しかいません。残りの約8割は下向き、あるいはやや直線的なまつ毛で、どちらかといえば「下がりまつ毛タイプ」が一般的です。
この差は単に遺伝や人種差だけではなく、毛包(もうほう:毛が生える角度を決める部分)の傾き、まぶたの厚み、そして毛の長さ・硬さといった複合要因によって生じます。
「生まれつきカールまつ毛」と聞くと特別な遺伝的特徴を想像しがちですが、実際は毛が皮膚の表面からどの角度で生えているかが大きく関係します。毛包の角度が上向きなら自然にカールし、下向きなら重力やまぶたの形によって下がって見えるのです。ここでは、まつ毛のタイプ別割合と「カールして見える条件」を整理していきます。
1-1. “生まれつきカールしている”をどう定義するか
「カールしている」とは、まつ毛が根本から上方向に弧を描いて伸びている状態を指します。ビューラーを使わなくても上向きで、目に影を作らず、瞳が明るく見えるタイプです。
生まれつきのカールまつ毛は、毛包の角度が平均より約10〜15度上向きに設定されており、成長してもその方向性が変わらないのが特徴です。一方で“後天的なカール”は、施術やメイクによる一時的な形状変化にとどまります。
つまり、「生まれつき」とはあくまで構造上の傾向を示し、遺伝と人種による“毛の生え方の初期設定”のこと。本人の努力やケアで生える角度を根本的に変えるのは難しいものの、近づける工夫は十分可能です。
1-2. 日本人のまつ毛タイプ別割合
日本人女性のまつ毛は、下向きタイプが圧倒的多数です。以下の表は、美容業界やサロン調査などで一般的に用いられる目安をまとめたものです。
| まつ毛タイプ | 割合(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| 上がりまつ毛(生まれつきカール) | 約10% | ビューラー不要。目がぱっちり見える |
| 下がりまつ毛 | 約80% | まぶたに押されて下向き。マスカラ必須 |
| 逆さまつ毛 | 約10%未満 | 眼球やまぶたに当たりやすい。医療相談が必要なことも |
このように、「上向きまつ毛=少数派」「下向き=一般的」という構図が明確です。
ただし、同じ「下がりまつ毛」でも、毛の太さ・密度・向きの微差によって、印象は大きく変わります。生まれつきカールでなくても、まつ毛が長く、黒く、束感がある場合は十分に“カールして見える”こともあります。
1-3. なぜ「10%前後」という数字が多いのか
「生まれつき上向きまつ毛は約10%」という数字は、美容サロンの実測や撮影データの蓄積から導かれた業界的な目安です。学術的な全国統計ではありませんが、延べ数千人単位の施術経験をもつ美容師の体感値として広く一致しています。
この数字は日本国内限定のものであり、欧米人を含めると割合はやや増加します(概ね20〜30%程度)。つまり、日本人の顔立ち・まぶた・毛包構造が下向きまつ毛を生みやすい条件だといえます。
1-4. 「カールして見える」条件は角度だけじゃない
まつ毛が“上向きに見える”かどうかは、単なる角度ではなく複数の要因が重なります。以下に主なポイントを整理します。
- 毛の長さ:長いほど先端が上を向いて見えやすい。
- 密度と方向:束感がそろうと反射光で上がって見える。
- 毛の太さ:細い毛より太い毛のほうがカールを維持しやすい。
- 黒さとツヤ:光を吸収して目の輪郭を強調する。
これらの要素のバランスが整えば、角度が中間的でも“上がって見える”ことがあります。
つまり、「生まれつきカール」=絶対条件ではなく、見え方の要素のひとつと捉えるのが自然です。
ポイント
- 生まれつき上がりまつ毛は全体の約10%、日本人の多くは下がりタイプ。
- カールの有無は毛包角度・まぶた・毛質など複数要因で決まる。
- 角度だけでなく、長さ・密度・太さの組み合わせで“上向きに見える”こともある。
2. 人種・骨格・遺伝がまつ毛カールに与える影響
まつ毛のカールや角度は、遺伝的要因と人種・骨格構造によって大きく異なる。欧米人は眼窩が深く毛包角度が上向き、日本人はまぶたの厚みが影響して下向き傾向になる。
生まれつきのまつ毛カールは、単なる個人差ではなく人種と遺伝による構造的な特徴として現れます。
アジア系の顔立ちは平面的でまぶたの脂肪層が厚く、眼球の位置が浅いため、まつ毛の毛包が下向きに植え込まれる傾向があります。
一方、欧米人や中東系は眼窩が深く、眉骨と眼の位置に高低差があるため、毛包がやや上向きに生える構造になっており、それが自然なカールを作り出します。
また、まつ毛のカールは「毛の角度+まぶたの厚み+皮膚の張力+骨格構造」の相乗効果によって決まります。
このため、生まれつき上向きまつ毛の割合が人種ごとに異なるのは、単に毛の性質ではなく“顔全体の構造”が関係しているのです。
2-1. 人種別のまつ毛角度と形状の違い
人種によるまつ毛の角度や形状には、明確な傾向があります。以下は一般的な比較データの目安です。
| 人種 | 平均角度(度) | 平均長さ(mm) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 欧米系(白人) | 約100〜110° | 8〜10mm | カールが強く、毛も太め |
| 東アジア系(日本・韓国・中国) | 約70〜85° | 6〜8mm | 直線的で下向きが多い |
| 中東・南アジア系 | 約90〜100° | 8〜9mm | 角度は中間、密度が高い |
| アフリカ系 | 約95〜110° | 9〜11mm | 弧を描くように強いカール |
この表の通り、東アジア系はまつ毛角度が最も浅い(下向き)傾向があります。
同時に、毛の太さと長さもやや短めであるため、上がりまつ毛が少ない印象を与えやすいのです。
逆に欧米やアフリカ系のまつ毛は角度が大きく、自然なカールに見えるのが特徴です。
2-2. 遺伝による影響と家族内の傾向
まつ毛の向きは、親からの遺伝によっておおむね決まると考えられています。
骨格やまぶたの形が遺伝するのと同じで、毛包の傾きや皮膚の厚みも家族間で似る傾向があります。
たとえば、両親どちらかが上向きまつ毛であれば、子どももその角度を引き継ぐ確率が高くなります。
ただし、遺伝は100%ではなく、複数の要因の組み合わせで決まります。
母親が二重で上向きまつ毛でも、父親が一重で下向きなら、子どもは中間的な角度になることもあります。
また、同じ兄弟でも骨格の成長過程や筋肉の発達差によって、まつ毛の向きが異なることがあります。
つまり、“遺伝しやすい傾向”はあるものの、まつ毛は環境や成長段階によっても変わる柔軟な特徴を持っているのです。
2-3. まぶた・眼球の位置・骨格がまつ毛を下げる理由
「生まれつき下がりまつ毛」と呼ばれる多くの人は、まつ毛そのものよりもまぶたや骨格の影響で下向きに見えるケースが多いです。
まぶたが厚いと、皮膚の重みでまつ毛の根元が押し下げられ、角度が浅くなります。
また、眼球が浅く位置している(いわゆる平たい顔立ち)場合、まつ毛の毛包がほぼ垂直に皮膚へ植え込まれるため、上向きになりにくい構造になります。
逆に、眼窩が深い顔立ちは眉骨が張り出し、まぶたに余裕が生まれるため、毛包が上向きになりやすくなります。
さらに、皮膚の弾力や筋肉の張りも角度に影響します。加齢で眼輪筋が緩むと、下向きに変化する場合もあります。
このように、カールの違いは「毛質」だけでなく、顔全体の立体構造の結果といえるのです。
2-4. 「写真だと上がって見えるのに実物だと下がる」理由
鏡で見るより写真のほうがまつ毛が上向きに見える、という経験は多くの人にあります。
これは、照明の方向と撮影角度によってまつ毛の影が変わり、錯覚を起こすためです。
上から光が当たると、下向きまつ毛でも影が薄くなり、上がっているように映ります。
また、スマートフォンのレンズが広角で下から撮ることが多く、結果的にまつ毛が“上向きに見える”のです。
この現象は「光学的カール」ともいえ、実際の角度とは異なる印象を生みます。
自分のまつ毛の向きを正確に把握したい場合は、横から自然光で撮影した写真を見るのが最も正確です。
ポイント
- 欧米人は眼窩が深く毛包角度が上向き、日本人は下向きが多い。
- 遺伝でまぶた・毛包の形が似る傾向があるが、完全ではない。
- まぶたや骨格構造、光の当たり方でも“カールして見える”印象が変わる。
3. 生まれつきカールでない人ができる“再現ケア”と工夫
生まれつきカールしていなくても、日常ケア・施術・メイクを工夫すれば理想的な上向きまつ毛を再現できる。毛根環境を整えることが最も重要で、習慣で角度キープが可能。
「私は下がりまつ毛だから仕方ない」とあきらめていませんか?
実際には、生まれつき上向きでなくても、角度を保つ方法は十分あります。
まつ毛は髪や肌と同じく“環境に反応する毛”であり、毛根周辺の皮脂バランス・筋肉の張力・日常の刺激によって形が変わることが分かっています。
根本を健康に保つことで、カールをキープしやすくすることが可能です。
ここでは、日々の生活習慣から美容施術、そしてメイクテクニックまで、「生まれつき風」に見せるための実践的な再現ケアを紹介します。
3-1. 毎日のケアでまつ毛を上向きに保つ習慣
まつ毛の向きを整える第一歩は、根本環境を整えることです。
乾燥・摩擦・皮脂詰まりによって毛包が弱ると、まつ毛が下向きに生えやすくなります。以下の手順で日々のケアを習慣化しましょう。
上向きまつ毛を維持する5ステップ
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ステップ1 | クレンジングでまぶたの皮脂をやさしく落とす(強くこすらない) |
| ステップ2 | 化粧水やアイクリームでまぶたの保湿を忘れない |
| ステップ3 | まつ毛美容液を根元から均一に塗る(朝晩) |
| ステップ4 | 睡眠中に目を圧迫しないよう、横向き寝を避ける |
| ステップ5 | ビタミンB群・亜鉛など毛の成長を助ける栄養を摂る |
まつ毛は1本ずつ独立して生え替わるため、数週間単位のケア継続が重要です。
「今日ビューラーで上げた」よりも、「根元が育って上を向く」状態を作ることが、最も自然で長持ちするカールにつながります。
さらに、摩擦を減らすためにマスカラのクレンジングは専用リムーバーを使用し、強い引っ張りや指圧を避けることもポイントです。
3-2. まつ毛パーマ・ラッシュリフトの特徴と選び方
「生まれつき風のカール」を再現したい人にとって、まつ毛パーマやラッシュリフトは強力な味方です。
しかし、それぞれに特徴と向き・不向きがあるため、違いを理解して選ぶことが大切です。
| 施術名 | カールの特徴 | 持続期間 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| まつ毛パーマ | 根元から丸みのあるカール | 約4〜6週間 | 自然で柔らかい印象 | ダメージケアが必要 |
| ラッシュリフト | 根元からストレートに立ち上げる | 約6〜8週間 | より“生まれつき上向き”に近い | まつ毛が短い人は上がりすぎることも |
| エクステ(カールタイプ) | J/C/Dなど好みの角度を選べる | 約3〜4週間 | ボリューム・長さ調整が自在 | メンテナンス頻度が高い |
まつ毛が短い・細い人はラッシュリフトが、
毛量が多くて下がりがちな人はパーマが向いています。
また、施術後に美容液で保湿・補修を行うことで、ダメージを最小限に抑えながらカールをキープできます。
サロン選びの際は「ケラチントリートメント付き」や「化学薬剤を使わないロッドリフト」など、ダメージケア重視のメニューを選ぶのが理想です。
3-3. メイクで「生まれつき風」カールを演出するテクニック
生まれつきカールしているように見せるには、メイクの“見せ方”の工夫がカギです。
強く上げすぎるよりも、「毛先がふわっと上を向いている」印象を目指すと、自然に見えます。
主なポイントは次の通りです。
- ビューラーは根元・中間・毛先の3段階で軽くプレス
→ 根元を強く、毛先は軽く上げることで自然な弧を作れる。 - 下地マスカラで形を固定し、上からカールマスカラを重ねる
→ 下地で形を記憶させると長時間下がらない。 - コームで余分な液を除く
→ ダマができると重みで下向きになる。 - 目頭と中央の毛をやや外側へ流す
→ 横から見ても立体的な印象になる。
このメイク法は、「生まれつき上向きに見える人」が自然にやっている動作を再現しています。
ポイントは“力任せに上げる”ではなく、毛流れを整えて軽さを出すこと。
まつ毛が呼吸できるような軽い仕上がりを意識しましょう。
3-4. 下がりまつ毛を悪化させるNG習慣
努力してもまつ毛が下がりやすい人は、日常に“逆効果な習慣”が潜んでいるかもしれません。
以下のような行動は、まつ毛を弱らせる原因になります。
- アイメイクを毎日強くこすって落とす
- 寝る前にマスカラを完全に落としきれていない
- 目をこするクセがある(花粉症などで多発)
- ビューラーを加熱して使いすぎる
- 睡眠不足や偏食で毛の成長が滞る
まつ毛は繊細な組織のため、一度抜けると再生まで約2〜3か月かかります。
根元を傷める習慣を断つことが、上向きまつ毛の再現には不可欠です。
3-5. “上がるまつ毛”を維持するための生活習慣チェック
最後に、まつ毛の角度を安定させる生活チェックリストを確認しましょう。
自分の状態をセルフ評価し、当てはまる部分から改善を始めると効果的です。
上がりまつ毛を保つ生活チェックリスト
- □ 寝る前にまぶたをマッサージして血流を促す
- □ 1日1回は保湿系のまつ毛美容液を使用している
- □ アイメイクはリムーバーで優しくオフしている
- □ ビタミンB・E・鉄分を意識して摂取している
- □ 日中に目をこすらないよう意識している
すべてを完璧に行う必要はありませんが、3つ以上当てはまれば上向きまつ毛をキープしやすい習慣といえます。
“生まれつき”ではなくても、ケアによって“上がって見える”角度を作ることは可能です。
ポイント
- 根本環境を整えることで生まれつき風の上向きを再現できる。
- まつ毛パーマ・ラッシュリフトなどは角度を維持する強力な手段。
- メイクと生活習慣を見直せば、自然なカールを長く保つことができる。
4. Q&A:よくある質問
生まれつきのまつ毛カールは、どうしても「自分は違うのかな」「努力しても変わらないのかな」と不安になりやすいテーマです。
ここでは、実際の検索・サロン相談・SNSの質問傾向をもとに、よくある5つの疑問に分かりやすく答えます。
4-1. 生まれつき上がりまつ毛の人はどのくらいいますか?
日本人の中で、生まれつき上がりまつ毛の人はおよそ10%前後といわれます。
つまり10人に1人ほどが、ビューラーなしでも自然に上向きの角度を保っています。
残りの約8割は下向きタイプ、1割弱が逆さまつ毛傾向です。
この割合は人種や地域によって変わり、欧米人では約2〜3割とされています。
ただし、「上がりまつ毛=美しい」という価値観は相対的なもので、自分の骨格に合った角度が一番映えることを忘れないようにしましょう。
4-2. 下がりまつ毛でも将来的に上向きになりますか?
完全に“生まれつきの上向き構造”に変えることはできませんが、毛包環境を整えることで角度を改善することは可能です。
まぶたの筋肉を動かす表情トレーニングや、アイクリーム・マッサージで皮膚のハリを保てば、根元が持ち上がりやすくなります。
また、まつ毛美容液で毛を太く・強く保つと、上向きカールの形を記憶しやすくなります。
逆に、加齢で皮膚が緩むと下向きになりやすいため、早めのケアを続けることが大切です。
4-3. まつ毛カールを保つために避けるべき習慣は?
まつ毛の角度を維持するには、“負担をかけない”ことが最重要です。
以下のような習慣は避けましょう。
- クレンジング時に目を強くこする
- マスカラを塗りすぎて重くする
- ビューラーを高温で頻繁に使用する
- 睡眠不足・栄養不足が続く
これらは毛根へのダメージや成長サイクルの乱れを招き、下向き毛を定着させます。
「1日の終わりに丁寧に落とす・朝に美容液を塗る」だけでも、3〜4週間で毛流れの変化を感じられることがあります。
4-4. 人種による違いはどのくらい大きい?
かなり顕著です。
欧米人・中東系・アフリカ系では、平均まつ毛角度が約100〜110度と大きく、毛も太く長い傾向があります。
一方、日本人を含む東アジア系は約70〜85度で、毛が細く直線的です。
これは単に遺伝子の違いだけでなく、まぶたの厚みと眼窩の深さが影響しています。
平面的な骨格は毛包を下向きに押し出すため、自然なカールができにくいのです。
ただし、欧米人でも老化やまぶたのたるみで角度が落ちることがあるため、「人種差=絶対」ではありません。
4-5. 施術なしで自然に上がる方法はありますか?
完全に生まれつきの角度を再現するのは難しいものの、生活改善+美容液ケア+ビューラー習慣の見直しでかなり近づけます。
特におすすめなのが、
- 毎晩まつ毛美容液で根元を保湿
- 朝の洗顔後に軽くまぶたマッサージ
- ビューラーは3段階で軽く押す(根元・中間・毛先)
この3つを継続するだけで、“自然な上向き感”を持続できるまつ毛になります。
施術が苦手な人や敏感肌の人にもおすすめの方法です。
4-6. 男性にも生まれつきカールまつ毛はありますか?
あります。
男女差はほとんどなく、男性でも約1割前後は生まれつき上向きまつ毛を持っています。
ただし男性の場合、毛が太く密度が高いため、より目立ってカールして見える傾向があります。
最近では「まつ毛パーマをする男性」も増えており、清潔感や目力アップの一環として人気です。
ポイント
- 生まれつき上向きまつ毛は約10%、人種差で倍以上変わる。
- 環境・ケア・筋肉の働きで角度はある程度変化可能。
- 生活習慣を整えれば“自然なカール”を長く保てる。
5. まとめ
生まれつき上向きまつ毛は全体の約10%と少数派だが、遺伝や骨格による差を理解し、適切なケアと施術で誰でも自然なカールを再現できる。まつ毛は「育てて角度を整える」時代へ。
まつ毛カールが生まれつきかどうかは、決して「運」や「遺伝だけ」で片付けられるものではありません。
確かに統計上、日本人の約80%は下向きまつ毛であり、上向きまつ毛は1割前後という数字が一般的です。
しかし、これは構造上の傾向であり、生活習慣・ケア・施術の工夫で印象を変えることは十分に可能です。
生まれつきカールまつ毛の“少数派”という事実
「生まれつき上がっている人」は確かに少なく、日本人の顔立ちにおいてはレアな存在です。
この差は、人種による毛包角度・骨格構造の違いから生まれています。
眼窩の深い欧米人は毛包が上向きに配置されやすく、まぶたの厚い東アジア人は下向きに見えやすい。
また、家族間でも骨格やまぶたの形が遺伝するため、親の特徴を子どもが引き継ぐことが多いのです。
それでも、カールの美しさは角度の大小だけでは測れません。
下向きまつ毛でも毛先の整い方や長さ・ツヤで、十分に上向きで魅力的に見えることがあります。
つまり、「生まれつき=有利」「下向き=不利」という単純な構図ではなく、自分に合う見せ方を知ることが大切なのです。
後天的に上向きカールを作る3つの柱
“生まれつき風のカール”を作るには、日常ケア・美容施術・メイクの3要素をバランスよく整えることが鍵になります。
| 要素 | 内容 | 効果 |
|---|---|---|
| 日常ケア | まぶたの保湿・マッサージ・美容液 | 毛包環境を整え、角度を維持しやすくする |
| 美容施術 | パーマ・ラッシュリフト・ケラチン補修 | 根元から立ち上げて持続力を高める |
| メイク | ビューラー・下地・軽めマスカラ | 見た目の角度を自然に演出する |
この3つを意識的に組み合わせることで、「生まれつき上がっているように見える」印象を再現できます。
大切なのは「強く上げる」より「軽く整える」アプローチ。まつ毛が呼吸できる軽やかさを目指すことで、持続性と自然さが両立します。
加齢・環境による変化にも対応できる
年齢を重ねると、まぶたの皮膚が下がり、まつ毛の角度も徐々に浅くなります。
このため、20代のときよりもまつ毛が下向きに感じる人は多いでしょう。
しかし、これは老化現象というよりも筋肉の緊張と皮膚のハリの変化によるもの。
日常的なケアとまつ毛美容液の使用で、毛根周りの血流を改善すれば角度をある程度取り戻すことができます。
さらに、目元を温めて血行を促す「ホットアイマスク」も、下向き改善に効果的です。
「生まれつきじゃない」からこそできるケアがある
生まれつき上向きの人は、何もしなくてもまつ毛がカールしているように見えます。
しかし、そのぶん乾燥や切れ毛に気づきにくく、ケアを怠るとダメージが目立ちやすいという弱点もあります。
一方で、もともと下向きまつ毛の人は、ケアを始めることで変化を感じやすい特徴があります。
美容液で根元を育て、摩擦を減らすだけで、1〜2か月後には明らかな立ち上がりを実感できることも珍しくありません。
つまり、生まれつきではないからこそ、育てる楽しみがあるのです。
角度の変化を記録するなど、自分の成長を可視化することでモチベーションも続きます。
まつ毛を「構造」から理解すると自信が生まれる
まつ毛カールは見た目の印象だけでなく、自信にも直結します。
毎朝ビューラーをかけるとき、「今日は上がらない」と落ち込むよりも、構造と仕組みを理解した上で正しくケアするほうが気持ちが前向きになります。
- 自分のまぶたや骨格を理解して、上向きに見せる角度を知る
- まつ毛の生え方を観察して、どの方向にクセがあるかを知る
- ケアを続けて「自分で変えられる部分」を積み重ねる
これらを繰り返すことで、「生まれつき」ではなく「努力で作った美しさ」が形になります。
そして、それこそが最も持続的で、自然なまつ毛カールといえるでしょう。
ポイント
- 生まれつき上がりまつ毛は全体の約10%、日本人は下向きが多数派。
- 人種・遺伝・骨格が関係するが、後天的ケアで印象は変えられる。
- まつ毛は“育てて上げる”ことで、自然で長持ちする美しいカールになる。
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