バレンタインデーと言えば、青春の代名詞のようなイベントであり、チョコをあげる側ももらう側も色々と気になることが多い日です。
チョコレートをあげる側は、今年は誰にあげようか、家族、恋人、友人、クラスメイトどこまであげようか、どこで線引きしようかなどと悩むかもしれません。
学生の方で勇気のある方は、
バレンタインでクラス全員にチョコをあげるのはアリ?それともナシ?
と考えているかもしれませんが、果たして「バレンタインプレゼントをクラス全員にあげる」のはいかがなものなのでしょうか?
バレンタインをクラス全員にあげるのは「ばらまきチョコ」でも大変
まず、第一に、「バレンタインプレゼントをクラス全員にあげるような人」ってどんな人なのでしょうか?
女性の場合、「バレンタインクラス全員系女子」などとネガティブなイメージで言われることもありませね。
しかし、私個人的には「クラス全員にあげたい」と考えている方はとても素敵な方だと考えます。
普通に考えれば、クラス全員分のプレゼントを準備するだけでも一苦労で面倒なことだからです。
しかも、それなりにラッピングなども考慮すれば手作り、市販、どちらにしても費用がかかります。
たとえ、『チロルチョコ』1個ずつでも、全員に手渡しする?席に置いてあげる?どちらにしても大変です。
そんな面倒な事するよりも自分用にご褒美チョコを買った方がどれだけ楽で美味しい思いをできるかとも考えてしまいそうです。
イマドキは多数の人にチョコをプレゼントすることを「ばらまきチョコ」といい、それ用に個別包装された配りやすいチョコもあるので、多少は楽かもしれませんね。
「ばらまき」と聞くとなんだか誰彼構わずみたいだ、楽してる、気持ちがこもっていないというイメージを持ちそうですが、決してそんなことはないと思います。
「ばらまき」だろうが相応の労力はかかっているわけですから、楽したいと思った時点でそもそもばらまかないはずですからね。
クラス全員にバレンタインチョコをあげるなんて宿題も義務もないわけですから、あくまでも善意からの行動でしかありません。
ということで、私としてはクラス全員にチョコをプレゼントする行為、気持ちは素晴らしいことだと思います。
バレンタインをクラス全員にあげることに否定的な意見もある
ただ、人によってはネガティブな感情を抱く方もいるのも事実です。
同じ物事でも受け手の解釈や捉え方、考え方は千差万別だからです。
おそらくあなたも、
バレンタインをクラス全員にあげたいけれど、クラスメイトや他の人からどう思われるだろうか?
ということが気になっているのではないでしょうか?
結論から言ってしまうと、反対派やネガティブに捉える人は必ずいるということ。
結局はあなたの学校やクラスでの立ち位置や人間関係によるところが大きいでしょう。
- バレンタイン「クラス全員系女子」ってウザくね?
- クラス全員からホワイトデーのお返しもらおうとしてるのかよ!
- そんなにしてまでクラスで好かれたいんですかね?
などと思われることは少なからずあるということです。
しかし、その一方で、あなたの日頃の感謝の気持ちやポジティブな思いは多くの人にも届くと思います。
- バレンタインプレゼントなんて今までもらったことがなかったから嬉しい!(バレンタインに無縁だった人ほどテンション爆あがりします)
- クラス全員にチョコをあげるなんてとても優しい人だ!
- 年に1度のイベントでお祭りみたいにサプライズするのは楽しいよね!
と、このように賛否両論は否めないわけで、
喜んでもらいたいけど、クラスの関係性にヒビが入る可能性があるのであれば、やめておこう…
と、諦めてしまう方も多いのではないでしょうか?
平和的にバレンタインをクラス全員にあげるための3つのポイント
そこで、今回は、
それでもクラス全員にチョコをプレゼントしたい!
という方のために、おすすめの方法をご紹介します。
先ほども書いた通り、成否を分けるのはあなたの立ち位置やクラスの人間関係によるとお伝えしました。
ですから、事前にきちんと準備をして、否定されないような立ち位置、人間関係を作っておけばいいのです。
ポイントは3つ。
- 学校やクラスで禁止されていないか確認し、事前に許可を得る
- 一人ではなくグループで計画してみる
- 見返り目当てではないことを伝える
1.学校やクラスで禁止されていないか確認し、事前に許可を得る
学校やクラスによっては、バレンタインチョコを配ることを禁止しているところもありますので、あなたがどのような理由でクラスの全員にプレゼントを配りたいのか、またそれをしても問題がないか教師に確認し、許可を取っておきましょう。
過去には無許可で配布したことにより、ホームルームで説教されてしまったなど、関係ないクラスメイトにも迷惑がかかってしまう可能性がありますので、大切なポイントですね。
2.一人ではなくグループで行う
残念なことかもしれませんが、善悪の判断や世にあるルールなどは、多数決によって決められていることが多々あり、それが正論かどうかは横に置かれてしまっていることがあります。
一人でプレゼント作戦を決行するよりも、グループで計画し行った方が、
自分勝手に行動されると迷惑なんだけど!
とか、
あの子だけズルい!抜け駆けしないでよ!
といった個人を攻撃するような気持ちにはなりづらいという心理を逆手に取るのですね。
例えば、クラスの人気者、中心にいるようなグループが出したアイデアや企画は通りやすいですし、肯定的に捉えられます。
かと言って、クラスの人気者じゃないとダメかというとそうではありません。
その計画や、なぜそれをやりたいのかという想いがあればきっとあなたの意見に賛同する人は増えていくはずです。
ですから、事前に友だちに相談して一緒に盛り上げようという気持ちを伝え、グループを作ってみることから始めてみるのはいかがでしょうか。
3.見返り目当てではないことを伝える
そして最後はきちんと理由を添えてプレゼントするということ。
これは日頃の感謝の気持ちです。ホワイトデーのお返しはいらないから気にしないでください。いつもありがとう!
こんな感じで伝えることで、ネガティブな感情を抱く人もだいぶ減るのではないでしょうか。
ということで、小学生、中学生、高校生、大学生など年齢関係なく(親御さんがサポートすることになる幼稚園児や、様々な環境にいる社会人でも同様です)、上記のポイントを押さえつつ、バレンタインプレゼント作戦を実行してみてはいかがでしょうか。
ただし、上記3つのポイントを押さえたとしても、
- 賛否両論は必ずある
- プレゼントの意図を誤解されてしまう可能性がある(男子→女子、女子→男子問わず)
ということだけは注意してください。
おまけ:バレンタインはアメリカだとどんな感じ?
バレンタインの文化はローマ帝国時代が起源とされますが、ある時期から日本独自に発展していったカルチャーでもあり、実はアメリカではホワイトデーもないのです。
ホワイトデーなんてあるから日本は余計ややこしくなるという…。
(マーケティング戦略としては大成功だったのかもしれませんが、ホワイトデーを広めたチョコレート会社が恨めしいw)
日本のように(今でこそだいぶ変わってきていますが)女性が男性にチョコレートをあげる恋愛イベントと限定されていません。
家族、恋人同士が日頃の感謝の気持ちや愛情を伝えるステキなイベントなのです。
ギフトの種類も豊富で男性は花束を女性にあげることが多いようです。
ということで、バレンタインの本質はいつもお世話になっている人や大切な人に感謝をちゃんと伝えることであり、駆け引きなど関係ないステキなイベントなのですね。
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